カップルが1つのアカウントを共有して運営する「カップル共同アカウント」(以下、共同アカウント)をご存知でしょうか? MixChannelやTwitterで、10代を中心に流行しているSNSの使い方です。
「2人の愛をアピールする」「個人アカウントとの使い分け」「カップルコミュニティの形成」など、カップルによってその目的はさまざま。
SNS世代の若い子たちからすると当たり前の共同アカウント文化ですが、大人からは「なぜわざわざつくるの?」「別れたらそのアカウントはどうなるわけ?」など、少々否定的な意見が目立ちます。
そもそも10代の若い子たちの間で盛り上がっている文化だったのですが、昨年から今年にかけて、まとめサイトなどでも取り上げられるようになったことで、大人たちにもその存在が知れ渡るようになりました。
中でも、Twitterで「別れました」と検索するとヒットする、ユーザーネームが「別れました」、さらにアイコンが真っ黒の画像の共同アカウントは、「共同アカウントの末路」という形で取り上げられ、ネガティブなイメージと共に広く知られるきっかけとなりました。
そんな最中、2016年1月30日。
歌い手の蛇足さんと、企業の代表を務めながらも、アイドルやモデル活動を行う楠ろあさんが、突如交際を公表。さらに3月29日には、カップル共同アカウントを開設したのです。
共にそれぞれのシーンで高い人気を誇り、アイドル的な人気を持つ2人の交際宣言、しかも、蛇足さんは現在39歳に対し、楠ろあさんは20歳という19歳の年齢差があることから、ファンだけでなく、インターネット中に激震が走りました。
しかもそれだけにとどまらず、10代特有の文化であったTwitterの共同アカウントを開設し、より交際をオープンにしていく姿勢がさらなる反響を巻き起こし、蛇足さんと楠ろあさんのカップルは、一躍カップル共同アカウントの代表格のような存在に。
KAI-YOU.netでは、そんな2人にインタビュー。年齢も活動する場も全く異なる2人が付き合うようになったきっかけや、なぜ交際を宣言したのか?
また、カップル共同アカウントを開設するに至った理由などを、2人のデートに密着させてもらいながらうかがってきました。
「公表しない」という選択肢もあったにも関わらず、なぜ公表することを選んだのでしょうか? そこには、SNS時代に活動する芸能人ならではの苦悩や、応援してくれているファンの方に向き合った正直な気持ちがあったのです。
撮影:時永大吾
──まず最初に、2人は歌い手、モデルとそれぞれ違うコミュニティで活躍されていますが、お付き合いされたきっかけはなんだったのでしょうか?
楠ろあ 読モ界隈で活動している友人がいて、その子がずっと「音楽をやりたい、歌い手の活動をしたい」と言っていたんです。
それである日、私と蛇足さん共通の知り合いが、その友人に蛇足さんを紹介してくれて食事に行くことになったんです。その時に、友人から「1人だと緊張するから一緒に来てくれない?」と相談をうけたので、「1時間だけだったら」ってことでお鍋屋に1時間だけ同行しました。
──食事会で会うまで蛇足さんのことはご存知だったんですか?
楠ろあ その食事の1ヶ月くらい前に企画モノのライブがあって、そこで私が「天ノ弱」という曲を歌うことになっていたんですけど、知らない曲だったのでYouTubeで検索して聴いていたんです。その時たまたま聴いてたのが、蛇足さんがカバーしている「天ノ弱」でした。なので、その1曲だけですけど、蛇足さんの存在は知っている状態で食事会にいきました。
実際にお鍋屋さんで会った時はほとんど蛇足さんとは会話しなくて、友人が蛇足さんに歌い手についていろいろ聞いている様子を横で鍋を食べながら見てましたね(笑)。
その友人とは良く会う仲で、その後も友人に誘われて食事に行くとなぜか蛇足さんもいるっていうのが結構あって。その時身内でよく人狼ゲーム会をしていて、私自身ゲームが好きで友人と顔を出してたんですが、そこにも蛇足さんがいるみたいな。よく会うな〜と(笑)。
──蛇足さんは食事会や人狼ゲームの時から、ろあさんのことを意識されてたんですか?
蛇足 僕から友人に毎回(ろあさんを)「呼んで」って言ってましたね。その時点で(笑)。
楠ろあ それは付き合ってから知りました(笑)。会ってもほとんど喋らなかったし、何回会っても連絡先とかは交換しませんでした。私からしたら目上の人って感じだったので……。
蛇足 だいぶね?(笑)。
楠ろあ そう、だいぶ(笑)。年齢的にも活動的にも目上の人だったので、私は友人の活動につなげるためにうまいこと友人のことをアピールできればな、という感じで。
人狼ゲームの会では他にも友達がいたし、私も普通に楽しんでたんですけど、蛇足さんとは特に喋らなくて……っていうのがずっと続いたって感じですね。
──いつ頃から2人の距離が近づいたんですか?
楠ろあ こういうことが何度も続いて、初めて会ってから1ヶ月以上経った時、いつもの人狼ゲームの会で私が他の読モ界隈の女の子と仲良くなって、連絡先を交換していたら「じゃあ俺も」って蛇足さんが入ってきて(笑)。
蛇足 そこでやっとタイミングができたんです。どっちの子と交換しようとか言えないから、「2人とも交換しよう」って言って(笑)。
楠ろあ そしたら連絡先を交換した次の日に、ストレートに「気になってるので良かったら2人でご飯に行きませんか?」って連絡がきたんです。「もし嫌だったら無理しないで」って言ってくれて。
タイミングよく次の日の予定がお互い空いていて、翌日、ご飯に行ったらその日に告白されて私が渋るっていう(笑)。
蛇足 俺が「そこをなんとか!」って押してね(笑)。
楠ろあ 長いことやりとりをして、いろいろ話して。
蛇足 いろいろ説得して、付き合うことになったんです。
楠ろあ 最初は「いや、でもなー……」って断っていて。私は知り合ってから付き合うまでに半年以上かかるタイプだったので、「マジか!」と思って(笑)。
蛇足 僕としてはかなり会っていたからいいかなと思ってたんですけど(笑)。それに僕は好きになったら、すぐ行動するタイプだったので。直球勝負です(笑)。
──蛇足さんは、初対面の時からろあさんのことが気になってたんですよね。
蛇足 そうですね。第一印象でいいなって思って。
──会う回数が増えていく中で、どういうところに惹かれていったんですか?
蛇足 うーん、なんでしょうね……。あんまり好きになることに理由をつけることがないので、なんとも言えないんですけどね。
楠ろあ なにそれ、名言みたい!(笑)。そこはちゃんと言ってもらわないと。
蛇足 俺が言っても胡散臭くなるだけだよ。理由をつけると嘘くさくなるのが嫌なんですよね。
楠ろあ 私としては言ってほしかったけどなぁ……。
蛇足 え!? そうだな……。しいて言うなら、歳の割に落ち着いて話しやすいところですかね。
楠ろあ んーん(笑)。
──ろあさんは蛇足さんの初対面の印象はどうでしたか?
楠ろあ 私自身、笑顔が苦手だからか、結構人の笑顔とかに惹かれることがあるんですけど、蛇足さんは最初に会った時に「いい顔で笑う人だな〜」って。蛇足の笑い方は好きだなって。さすがに初対面なんでそんなに強い印象はないんですけど、これが第一印象ですね(笑)。
最初に私の友人と会った時にもしっかり相談に乗ってあげていて、2〜3回目に会った時には、自分の後輩にあたる立場の人に対しても立場に差を付けないで距離を近づけて話していて、いいなって。
実は正直会うまでは、「俺、すごいんだぜ?」ってもっと調子に乗ってるイメージだったんです。もっと女の子にも「ウェイ!」ってやったり、チャラチャラしてるのかなって(笑)。マイナスイメージから入ってたんです。
蛇足 すごいイメージだな(笑)。
楠ろあ 実際はそんなことなくて、いい人だなって思いましたね。誰に対しても変わらない態度で。
蛇足 もっと褒めていいよ(笑)。
楠ろあ いや、それくらいですね。
蛇足 急に終わった……。
「2人の愛をアピールする」「個人アカウントとの使い分け」「カップルコミュニティの形成」など、カップルによってその目的はさまざま。
SNS世代の若い子たちからすると当たり前の共同アカウント文化ですが、大人からは「なぜわざわざつくるの?」「別れたらそのアカウントはどうなるわけ?」など、少々否定的な意見が目立ちます。
そもそも10代の若い子たちの間で盛り上がっている文化だったのですが、昨年から今年にかけて、まとめサイトなどでも取り上げられるようになったことで、大人たちにもその存在が知れ渡るようになりました。
「別れました」でのTwitter検索結果/Twitterのスクリーンショット
そんな最中、2016年1月30日。
歌い手の蛇足さんと、企業の代表を務めながらも、アイドルやモデル活動を行う楠ろあさんが、突如交際を公表。さらに3月29日には、カップル共同アカウントを開設したのです。
共にそれぞれのシーンで高い人気を誇り、アイドル的な人気を持つ2人の交際宣言、しかも、蛇足さんは現在39歳に対し、楠ろあさんは20歳という19歳の年齢差があることから、ファンだけでなく、インターネット中に激震が走りました。
しかもそれだけにとどまらず、10代特有の文化であったTwitterの共同アカウントを開設し、より交際をオープンにしていく姿勢がさらなる反響を巻き起こし、蛇足さんと楠ろあさんのカップルは、一躍カップル共同アカウントの代表格のような存在に。
KAI-YOU.netでは、そんな2人にインタビュー。年齢も活動する場も全く異なる2人が付き合うようになったきっかけや、なぜ交際を宣言したのか?
また、カップル共同アカウントを開設するに至った理由などを、2人のデートに密着させてもらいながらうかがってきました。
「公表しない」という選択肢もあったにも関わらず、なぜ公表することを選んだのでしょうか? そこには、SNS時代に活動する芸能人ならではの苦悩や、応援してくれているファンの方に向き合った正直な気持ちがあったのです。
撮影:時永大吾
歌い手の蛇足とモデルの楠ろあ 2人はどこで出会ったのか?
楠ろあ 読モ界隈で活動している友人がいて、その子がずっと「音楽をやりたい、歌い手の活動をしたい」と言っていたんです。
それである日、私と蛇足さん共通の知り合いが、その友人に蛇足さんを紹介してくれて食事に行くことになったんです。その時に、友人から「1人だと緊張するから一緒に来てくれない?」と相談をうけたので、「1時間だけだったら」ってことでお鍋屋に1時間だけ同行しました。
──食事会で会うまで蛇足さんのことはご存知だったんですか?
楠ろあ その食事の1ヶ月くらい前に企画モノのライブがあって、そこで私が「天ノ弱」という曲を歌うことになっていたんですけど、知らない曲だったのでYouTubeで検索して聴いていたんです。その時たまたま聴いてたのが、蛇足さんがカバーしている「天ノ弱」でした。なので、その1曲だけですけど、蛇足さんの存在は知っている状態で食事会にいきました。
実際にお鍋屋さんで会った時はほとんど蛇足さんとは会話しなくて、友人が蛇足さんに歌い手についていろいろ聞いている様子を横で鍋を食べながら見てましたね(笑)。
その友人とは良く会う仲で、その後も友人に誘われて食事に行くとなぜか蛇足さんもいるっていうのが結構あって。その時身内でよく人狼ゲーム会をしていて、私自身ゲームが好きで友人と顔を出してたんですが、そこにも蛇足さんがいるみたいな。よく会うな〜と(笑)。
──蛇足さんは食事会や人狼ゲームの時から、ろあさんのことを意識されてたんですか?
蛇足 僕から友人に毎回(ろあさんを)「呼んで」って言ってましたね。その時点で(笑)。
楠ろあ それは付き合ってから知りました(笑)。会ってもほとんど喋らなかったし、何回会っても連絡先とかは交換しませんでした。私からしたら目上の人って感じだったので……。
蛇足 だいぶね?(笑)。
楠ろあ そう、だいぶ(笑)。年齢的にも活動的にも目上の人だったので、私は友人の活動につなげるためにうまいこと友人のことをアピールできればな、という感じで。
人狼ゲームの会では他にも友達がいたし、私も普通に楽しんでたんですけど、蛇足さんとは特に喋らなくて……っていうのがずっと続いたって感じですね。
突然の告白に戸惑い
楠ろあ こういうことが何度も続いて、初めて会ってから1ヶ月以上経った時、いつもの人狼ゲームの会で私が他の読モ界隈の女の子と仲良くなって、連絡先を交換していたら「じゃあ俺も」って蛇足さんが入ってきて(笑)。
蛇足 そこでやっとタイミングができたんです。どっちの子と交換しようとか言えないから、「2人とも交換しよう」って言って(笑)。
楠ろあ そしたら連絡先を交換した次の日に、ストレートに「気になってるので良かったら2人でご飯に行きませんか?」って連絡がきたんです。「もし嫌だったら無理しないで」って言ってくれて。
タイミングよく次の日の予定がお互い空いていて、翌日、ご飯に行ったらその日に告白されて私が渋るっていう(笑)。
蛇足 俺が「そこをなんとか!」って押してね(笑)。
楠ろあ 長いことやりとりをして、いろいろ話して。
蛇足 いろいろ説得して、付き合うことになったんです。
楠ろあ 最初は「いや、でもなー……」って断っていて。私は知り合ってから付き合うまでに半年以上かかるタイプだったので、「マジか!」と思って(笑)。
蛇足 僕としてはかなり会っていたからいいかなと思ってたんですけど(笑)。それに僕は好きになったら、すぐ行動するタイプだったので。直球勝負です(笑)。
お互いの好きなところは?
蛇足 そうですね。第一印象でいいなって思って。
──会う回数が増えていく中で、どういうところに惹かれていったんですか?
蛇足 うーん、なんでしょうね……。あんまり好きになることに理由をつけることがないので、なんとも言えないんですけどね。
楠ろあ なにそれ、名言みたい!(笑)。そこはちゃんと言ってもらわないと。
蛇足 俺が言っても胡散臭くなるだけだよ。理由をつけると嘘くさくなるのが嫌なんですよね。
楠ろあ 私としては言ってほしかったけどなぁ……。
蛇足 え!? そうだな……。しいて言うなら、歳の割に落ち着いて話しやすいところですかね。
楠ろあ んーん(笑)。
──ろあさんは蛇足さんの初対面の印象はどうでしたか?
楠ろあ 私自身、笑顔が苦手だからか、結構人の笑顔とかに惹かれることがあるんですけど、蛇足さんは最初に会った時に「いい顔で笑う人だな〜」って。蛇足の笑い方は好きだなって。さすがに初対面なんでそんなに強い印象はないんですけど、これが第一印象ですね(笑)。
最初に私の友人と会った時にもしっかり相談に乗ってあげていて、2〜3回目に会った時には、自分の後輩にあたる立場の人に対しても立場に差を付けないで距離を近づけて話していて、いいなって。
実は正直会うまでは、「俺、すごいんだぜ?」ってもっと調子に乗ってるイメージだったんです。もっと女の子にも「ウェイ!」ってやったり、チャラチャラしてるのかなって(笑)。マイナスイメージから入ってたんです。
蛇足 すごいイメージだな(笑)。
楠ろあ 実際はそんなことなくて、いい人だなって思いましたね。誰に対しても変わらない態度で。
蛇足 もっと褒めていいよ(笑)。
楠ろあ いや、それくらいですね。
蛇足 急に終わった……。
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