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トランプ氏「WTO脱退も選択肢」

ドナルド・トランプ氏=米オハイオ州クリーブランドで2016年7月21日、AP

 【ワシントン清水憲司】11月の米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏は24日、米NBCテレビのインタビューで、自らが提唱する高率の関税導入が認められない場合、世界貿易機関(WTO)からの脱退も選択肢との考えを示した。

 トランプ氏は番組で、メキシコなどに生産拠点を移した米企業が、米国に製品を逆輸入する場合には15〜35%の高率の関税をかけると改めて主張。記者が「WTO協定に違反するのではないか」と指摘すると、「問題ではない。再交渉を行うか、脱退するかだ」と表明し、「WTOはとんでもない」とも述べた。

 トランプ氏の発言に、米メディアは「世界経済に前例のない混乱を引き起こし、米国は不況入りする」などと批判。米国は中国などの不公正貿易を訴える場としてWTOを活用しており、「トランプ氏は中国に厳しい姿勢を示しているのに、脱退すればWTOの紛争処理手続きからも遮断される」と皮肉る識者のコメントも紹介した。

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