ドイツ南西部 シリア難民の男が女性殺害

ドイツ南西部 シリア難民の男が女性殺害
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ドイツ南西部で、シリア難民の男が口論の末、住民の女性をなたで殺害する事件があり、ドイツ国内で難民に対する警戒感が強まることも予想されます。
ドイツ南西部のロイトリンゲンの警察によりますと、24日午後4時半(日本時間の24日午後11時半)ごろ、町のバスターミナルで、男が口論の末に女性をなたで切りつけ殺害しました。男は現場から逃げる際にさらに2人にけがを負わせましたが、まもなく駆けつけた警察官に逮捕されました。
警察によりますと、男は21歳のシリア人の難民で、町の施設で暮らしながら難民として認定されるのを待っていたということですが、これまでもたびたび暴力を振るって警察にも知られていたということです。また、死亡した女性について地元のメディアは、ポーランド出身で、容疑者の男と同じレストランで働いていたと伝えています。
ドイツ政府は寛容な難民受け入れ政策を取り、去年はシリアなどから100万人を超える難民を受け入れましたが、一方で難民の受け入れに反対する政党が支持を伸ばすなど批判的な世論も根強くあります。
18日には、ドイツ南部でアフガニスタン人の難民の少年が列車の乗客などを襲撃する事件が起きたばかりで、今後、国内で難民に対する警戒感が強まることも予想されます。