この記事にはネタバレ成分や不確定な内部データの情報が含まれています。 ゲーム未プレイの方は自己責任で突っ走ってください。 |
.メガシンカとは、ゲーム『ポケットモンスターX・Y』で追加された新要素の一つである。ここでは便宜上ゲンシカイキについても取り上げている。
ユーザーの間では「メガ進化」と表記されることがあるが、公式表記では「メガシンカ」とカタカナで統一されている。
『X・Y』の予約受付開始を目前に控えた2013年8月9日の夜に、公式サイト上で発表された。
しかし実際は、同月12日に発売予定であった「月刊コロコロコミック9月号」のフライングゲットと、韓国版ポケモン公式サイトのニュースページにちゃっかり掲載されていた数行の記述により、9日の未明から既に情報が出回っていた。
概要
ポケモンには「進化」と呼ばれる、特定の条件を満たすことで瞬間的に容姿や性質が大きく変化する(成熟する)という特徴があるが、今まではポケモンの種族ごとに進化の段階数・限度が決まっていた。今回の「メガシンカ」はその進化の限度を突破した更なる進化形態として発表された。
メガシンカすることでそのポケモンに秘められた潜在的なパワーがバトル中一時的に解放され、急激に強化される。どう見てもポケモンじゃ無くてデジモンだがこまけぇこたぁいいん(ry
メガミュウツーY(当初はミュウツーに似た謎のポケモンとして先行公開されていた。)
メガバシャーモ
メガルカリオ
の3種類。メガシンカしたポケモンには全て、種族名の頭に「メガ」が追加される。ただし、公式サイトで先行公開されたPVでは表示名が元の種族名のままであるため、感覚的にはウォッシュロトムやブラックキュレムなどに近い。また、性別の隣にメガシンカの際に現われる紋章と同じ色のシンボルが確認できる。
これまでに明らかになっているメガシンカポケモンは全て最終進化ポケモン(無進化ポケモンを含む)で、御三家ポケモンや伝説のポケモン、二段階進化(第三形態まで存在する進化)を終えたポケモンなど、それまでのセオリー通りでいけば新たな進化先が見込まれなかったポケモンが多い。ライチュウ「えっ」
現在公表されているポケモン以外にもメガシンカするポケモンが多く存在する可能性が高い。ただし全てのポケモンがメガシンカできるわけではなく、一部のポケモンだけに限定されている。
メガシンカが発動すると、殻を破って真の力を解き放つかのように煌びやかなアニメーションエフェクトが流れ、数秒の内に姿が変化する。メガシンカ直後、ポケモンの頭上に遺伝子の鎖に似た特徴的なシンボルが現れるが、これは『ポケットモンスターX・Y』のロゴの「ン」の部分に施されている装飾に酷似している。
「進化」ではなく「真価を発揮するという意味での『真価』だ」という解釈が一部でなされているが、実際に「進化」と「真価」を掛け合わせたダブルミーニングが含まれているかも知れない。
メガシンカによって変化するもの
メガシンカ後のポケモンの外見は、「体の模様や配色が変わる」「体のパーツが誇張される」「体毛が生える」程度で、素の姿と比較して著しいシルエットの変化が見られないものが多い。人間で例えるなら「ちょっとイメチェンして髪キメてきたぜ」といった具合。
見た目だけでなく種族値、特性、タイプなども変化し伝説のポケモン級の種族値や反則的な専用特性になる。ただし能力が上昇するばかりというわけではなく、下降する能力が存在するものもいる。
なお、メガシンカによってはHPの種族値は変化せず、能力上昇の合計もメガフーディンを除いて一律+100となっている。
従来の「進化」との違いと制約
従来の通常の「進化」との最大の違いとして、進化が不可逆であることに対し、メガシンカは一時的なものであることが挙げられる。それもメガシンカできるのはバトル中のみで、バトルが終われば元の姿に戻る。ただし一回メガシンカしたらそのバトル中は元の状態に戻ることはできない。更には、複数の姿にメガシンカする種族も中には存在する。
これらのことや先述の表示名の件から、「進化」と言うよりは「フォルムチェンジ」に近いものであり、「進化」ではなく「シンカ」と敢えてカタカナ表記にしているのも、従来の進化と区別するためと考えることもできる。
なお、一回のバトルでトレーナーがポケモンをメガシンカさせられるのは一回のみに制限されている。ストーリー中のバトルでメガシンカポケモンが倒された場合、げんきのかけらを使ってもメガシンカは解除された状態で復帰し、再度のメガシンカは出来ない。対戦の場合は一体だけ超強いポケモンが出ることになるため、新たな読みあいが発生する。また、マルチバトルの場合、トレーナーが一人一匹ずつポケモンをメガシンカさせられるため、選出状況によってはメガシンカポケモンが二匹ずつ対面するという状況も発生し得る。
メガシンカするにはある条件を満たす必要がある。後述。
メガシンカの条件~メガストーンとキーストーン~
メガシンカするには二つの条件を満たす必要がある。
一つ目の条件は、ポケモンに持たせた「メガストーン」とトレーナーの持つ「キーストーン(メガリングなど)」が共鳴することである。
「メガストーン」はメガシンカできるポケモンの数だけ種類が存在し、それぞれに「○○(ポケモンの種族名)ナイト」という名前が付いている。例えばバシャーモには「バシャーモナイト」、ルカリオには「ルカリオナイト」が対応している。これらはカロス地方やホウエン地方のどこかに隠されていたりするが、どこにあるのかは自身で探し出す必要がある。一方でレックウザに限り後述の理由でメガストーンが必要なく、「ガリョウテンセイ」を覚えさせればメガシンカができ、道具を持たせることも可能である。
「キーストーン」は主人公が左腕に装着している「メガリング/メガバングル」に埋め込まれている。トレーナーによって装着方法は変わり、グローブや指輪にキーストーンを埋め込んでいる人物もいる。
二つ目の条件は、ポケモンとトレーナーとの間の強い絆であるが、キーストーンが非常に希少なため所有者が少ないと言うだけでゲーム内で特に制約は無く、一つ目の条件を満たせばだれでも使用できる。実際ストーリー中でも借りたポケモンで使用したり悪の組織のリーダーが使用したりしている。
シャラシティ
『X・Y』の舞台となるカロス地方の海辺に存在する街「シャラシティ」には、メガシンカと深く関わるとされる「マスタータワー」という施設が存在する。
また、シャラシティのジムリーダーを務める「コルニ」は、メガシンカの継承者の1人であり、ルカリオをメガシンカさせる事が出来る。そのルカリオのせいで本来の切り札であるルチャブルの存在が空気になってるんですけどね。
ゲンシカイキ
『オメガルビー・アルファサファイア』で登場した「べにいろのたま」・「あいいろのたま」を持たせることで「グラードン」と「カイオーガ」だけができる進化の限度を突破した更なる進化形態であり、自然エネルギーを体内に取り込むことで、「プテラ」のメガシンカと同様に太古の昔の真の姿に戻る進化である。
アイテムを持たせた状態でバトルに出すとトレーナーの意識に関係無く自動でゲンシカイキするという特徴があり、メガシンカと違うシステムのため1度のバトルでの使用回数に制約が無く、メガシンカポケモンとゲンシカイキポケモンが並び立つといったことも可能。
ゲンシカイキに必要な自然エネルギーが他のポケモンにどう作用するのかは不明ではあるが、それによってメガシンカに必要なメガストーンが誕生しているらしい。
メガシンカの謎
『オメガルビー・アルファサファイア』の追加ストーリー「エピソードデルタ」においてメガシンカの謎に迫る展開がある。
歴史上初めてメガシンカを行ったのはレックウザといわれており、メガシンカの祖とも呼ばれている。グラードンとカイオーガの争いを鎮める役目を持つレックウザは地球の守り神のような存在であり、遥か昔巨大な隕石が地球に衝突しそうになった時、人々の祈りとレックウザの体内に蓄積されたメガストーンと同質の隕石の欠片が反応を起こし、レックウザの生命エネルギーが増幅された結果メガシンカを果たした。その力によってゲンシカイキで強大な力を持ったグラードンとカイオーガの争いを鎮めることができたといわれている。
現在のメガシンカシステムもこの出来事が元になって確立されていった。
ちなみにレックウザのメガシンカした姿は前述のゲンシカイキしたグラードンとカイオーガ同様、太古の昔の真の姿であるらしい。
「ポケモンコンテストライブ!」におけるメガシンカ
『オメガルビー・アルファサファイア』における「ポケモンコンテストライブ!」では、会場の盛り上がりが最高潮になるとメガシンカを行うことができるようになる。これにより、ボーナスポイントの獲得を狙うことができる。
ポケモンカードゲームにおける「メガシンカ」
2013年11月8日(金)から、ポケモンカードゲームXYとして、新シリーズがスタート。
それにあわせて、ポケモンカードゲームにおいても「メガシンカ」や「ゲンシカイキ」が導入された。
今のところ、メガシンカ、ゲンシカイキポケモンに共通するものとしては以下の特徴があげられている。
- カードゲーム上の表記は「M進化」であり、「ゲンシカイキ」も同じ扱いである。
- 「EXたねポケモン」からのみ「M進化」できる。
- M進化させると、その時点でターン終了となる。(=M進化させたターンはワザを使えない)
ただし、例外として一部のM進化ポケモンは
トレーナーズカードの「(対応するポケモンの名前)ソウルリンク」を装備させることで
ターン終了とならない場合がある。 - EXポケモン扱いであるため、きぜつした場合サイドカードは2枚取られる
- カードイラストにはM進化のワザ名がアルファベットででかでかと付けられている。
メガシンカ/ゲンシカイキによる能力変化比較表
上段が通常の状態、下段がメガシンカ状態のもの。
種族値に関して、メガシンカによって元の状態から上昇するステータスを赤色、下降するステータスを青色で表している。なお、HP種族値はフォルムチェンジ同様変化しない他、メガシンカ後の特性は元の特性に関係なく固定される。
※「グラードン」と「カイオーガ」はゲンシカイキであるが、便宜上比較表に載せている。
その他バトル中に姿や能力が変化するポケモン(参考・比較用)
ここでは、メガシンカやゲンシカイキのように「特定のアイテムを持たせる」「特定の条件を満たす」ことで”バトル中に”姿や能力が変化するポケモンを参考までに掲載する。
- ポワルン:バトル中、天候の変化によって姿・タイプが変化する。
- チェリム:バトル中、天候の変化によって姿が変化する。
- ヒヒダルマ(ダルマモード):バトル中、自身の残りHPによって姿・種族値・タイプが変化する。
- ギルガルド:バトル中、攻撃技を使うと攻撃形態に、技「キングシールド」を使うと防御形態になり姿・種族値配分が変化する。
- メロエッタ:バトル中、技「いにしえのうた」を使うことで姿・種族値・タイプが変化する。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- ポケモン
- ポケモンの関連項目一覧
- ポケットモンスターX・Y
- ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア
- コルニ
- 最強メガシンカ
- メブキジカ
- メガニウム / メガヤンマ / ギガイアス / レジギガス / テラキオン
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読み:メガシンカ
初版作成日: 13/08/09 22:21 ◆ 最終更新日: 15/06/13 20:19
編集内容についての説明/コメント: 掲示板2298より、「メガシンカの謎」を修正。
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