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【ソウルから 倭人の眼】
噂を扇動・蒸し返してバッシング そうかと思えば「日本に学べ」の大合唱…韓国人はなぜこれほど騒々しい?
尖閣諸島の領有をめぐり2012年に「自国領土」を主張する中国が軍事挑発し、中国国内で日本製品の不買運動や激しい反日デモが続発し、経済的な損失を受けたにもかかわらず、日本は中国の報復や脅しには動じなかった。韓国は日本を参考にして、度胸の座った対応をすべきだ-。要約すれば、こんな内容だ。
どう見てもまともな主張である。驚いたのはその内容ではなく、コラムの筆者がかつては東京特派員を経験し、東京発で日本に対する批判的な記事を連発していた記者だったためだ。
2014年に広島市で起きた土砂災害の際には、当局の手際の悪さを含め、自然災害ではどうにも仕方がないことをことさら批判しまくっていた。書くのは自由。ただ、日本が韓国よりも自然災害が多いが、一方で自然災害にも慣れていることを分かっていない-との印象を当時受けた。この記事だけでなく、日本の不幸や失敗への“喜び”が行間からにじみ出るような記事が目立っていた記憶がある。
こうした報道に親韓国的な日本人記者も首をかしげていた。その日本嫌いであるとみられていた記者までが、「日本に学ぼう」と言い始めている。
この日本バッシングから「日本に学べ」式の転向。韓国ではよく見られるものだ。だが、正直なところ、「ここまで変われるのか」と驚いている。
わが国も! わが国も!
THAAD配備や中国との関係悪化に対する不安といった懸念材料の一方、韓国では最近、日本がからむ悪くはない社会現象が起きている。
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