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【ソウルから 倭人の眼】
噂を扇動・蒸し返してバッシング そうかと思えば「日本に学べ」の大合唱…韓国人はなぜこれほど騒々しい?
しかし、THAAD配備に中国が反発していることで、「喜び」は一転。今や「憂慮」に変わってしまった。「中国が韓国に経済制裁を加えてくる」「韓中関係が大きく後退」と、韓国メディアは連日、中韓関係に関して悲観的な論調を展開し、テレビのニュースや討論番組では「ああでもない。こうでもない」と論争ばかりが続いている。
韓国政府の心中も似たような感じのようだ。南シナ海問題をめぐる仲裁裁判所の裁定(7月12日)について、韓国外務省は翌13日に、「仲裁裁判の裁定に留意しつつ、これを契機に南シナ海の紛争が平和的で創意的な外交努力を通して解決されることを期待する」との報道官声明を発表した。
仲裁裁判所の裁定に強く反発する中国に対し、裁定履行を直接求めることは避けたわけだ。日本や米国とは違い、中国に対し神経を逆なでしないように気を使っているのだ。韓国らしい対応ではあるのだが、歓喜しまくっていたのが突然、うろたえと不安に陥る。このブレの激しさ、政策方針の転換、なりふり構わぬ変わり身の速さ。こうした韓国らしさが、ソウルでは日々、目に入ってくる。
気に入らないが、日本に見習おう
韓国の政府、メディアが不機嫌そうな中国の顔色をうかがっているなか、主要韓国紙で驚くべきコラムを見た。
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