貿易収支 半期として5年半ぶりに黒字に

貿易収支 半期として5年半ぶりに黒字に
ことし1月から先月までの6か月間の貿易収支は、原油価格の下落で輸入額が減少したことなどから、1兆8000億円余りの黒字となり、東日本大震災前の平成22年下半期以来、5年半ぶりに黒字に転じました。
財務省の発表によりますと、ことし1月から先月までの6か月間の輸出額は、台湾向けの鉄鋼や中国向けの有機化合物などが減少したため、34兆5183億円と去年の同じ時期より8.7%減少しました。
一方、輸入額は原油価格の下落の影響で、32兆7041億円と去年の同じ時期より17.2%減少しました。
この結果、輸出から輸入を差し引いたことし1月から先月までの日本の貿易収支は、1兆8142億円の黒字となり、半期としては東日本大震災前の平成22年下半期以来、11期、5年半ぶりに黒字に転じました。