記事詳細
【ソウルから 倭人の眼】
噂を扇動・蒸し返してバッシング そうかと思えば「日本に学べ」の大合唱…韓国人はなぜこれほど騒々しい?
尹外相のズボン騒動はともかく、国と国が決めたことは守って、粛々と履行しなければ困る。THAAD配備の無効化を訴える勢力は、明らかに決定を蒸し返そうと騒いでいた。現在開かれている韓国国会でも、THAAD配備は格好な政争の具にされている。
国会の質疑で野党の有力議員が、こんなことを言って黄教安首相をしつこく攻撃していた。
「THAADの韓国への配備を日本はどう見ていますか。日本は歓迎しているのではないですか?」「日本の国益にTHAAD配備が決定的に寄与します。韓国の国益は何ですか?」
このように日本まで持ち出して、ネチネチと敵を攻撃する。「日本の利益になること」を悪いことのように指摘するのは、韓国では相手を追い詰めるための手軽な材料なのだ。日本そのものを非難するような発言ではなかったが、相変わらずの光景だった。
コロコロ変わる方針。180度転換も
THAAD配備をめぐって、韓国、特にメディアが騒がしいのは中国の動向だ。
朴槿恵大統領は昨年9月に北京で行われた「抗日戦勝70年」の記念式典に出席し、習近平国家主席とロシアのプーチン大統領と並んで天安門の楼上から軍事パレードを観閲した。当時、韓国国内でも是非が論議された、いろいろな意味で今も記憶に新しい“歴史的な場面”だった。
このニュースの写真
関連ニュース
- 【ソウルから 倭人の眼】韓国はボッタクリ文化を克服できるのか? 外国人観光客にのり巻き1本900円
- 【ソウルから 倭人の眼】オバマ大統領の広島訪問に韓国メディアがまたもや難癖…「侵略の歴史に免罪符与えるのか?」「日本の謝罪が先だ」
- 【ソウルから 倭人の眼】残り任期1年10カ月もあるのにすでに民心は朴槿恵大統領から離れてしまった…巷の関心は次期大統領選に
- 【ソウルから 倭人の眼】韓国はホントに大丈夫なのか? 北の脅威から目を背け政争に明け暮れ 経済は低迷、国民生活は困窮…
- 【ソウルから 倭人の眼】韓国もようやく北朝鮮への幻想から目覚めたか? むしり取られた18年 「恩をあだで返された…」
- 【ソウルから 倭人の眼】果たして韓国は慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的」に解決できるのか?