人気チアリーダー、パク・キリャン（２５）が私生活に関する根拠のないデマで名誉を傷つけられた名誉棄損事案で起訴されたのも、ＫＴ球団に所属するチャン・ソンウ（２６）だった。７月７日に控訴審判決があり、チャンは１審同様に罰金７００万ウォン（約６３万円）を科された。球団は公式戦５０試合の出場停止と罰金２０００万ウォン、年俸凍結の懲戒処分を下した。さらに、今年３月のシーズン前には外野手が飲酒運転で書類送検されていた。

　スポーツ選手は清廉潔白のイメージで語られ、実際、日常生活でも社会の模範となる行動規範が求められる。それだけに主力選手の相次ぐ不祥事に聯合ニュースは「チーム戦力に重要な役割を果たすべき選手たちが模範どころか事故ばかり起こしている」と批判。朝鮮日報も「球団の管理システムに問題があるのではないかという指摘もある」と球団の体質を疑問視した。

　球団は金を任意脱退選手という、球団の同意がなければ最低でも１年間試合に出られない処分を科した。当然、年俸もない。ネットユーザーには「スポーツだけできて頭が空っぽの人間には限界がある」などと人権に関わる批判も寄せられていたが、規律の失せた球団、選手にとっては自浄作用で応えるしかない。