スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO」をしながら車やミニバイクを運転したとして、岡山や佐賀、兵庫の各県で5人が道交法違反で摘発されたことが24日、各県警への取材で分かった。名古屋市では、ポケモンをしながら自転車に乗っていた女性がかばんをひったくられる事件も起きた。
運転中に携帯などの画面を注視することは道交法で禁じられており、違反した場合の反則金はミニバイクが5千円、普通車などは6千円、大型車は7千円となっている。
岡山県警は23~24日、スマホを操作しながら乗用車を運転したとして、男女計3人に交通反則切符(青切符)を交付した。いずれも「ポケモンGOをしていた」と話している。
佐賀県武雄市でミニバイクを運転していた同市の20代男性、神戸市灘区では乗用車を運転していた20代男性が摘発され「ポケモンで遊んでいた」などと話した。
24日午後3時ごろには、名古屋市瑞穂区の路上でポケモンをしながら自転車に乗っていた近くの女子大学生(22)が、前かごに置いた手提げかばんをミニバイクの男に奪われた。
愛知県警瑞穂署によると、大学生は「ゲームに夢中でバイクに気付かなかった」と話している。かばんには現金約2千円などを入れた財布があったといい、同署は窃盗事件として調べている。〔共同〕