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【国際】

子に発砲 逃げ惑う 独・銃乱射 週末の商業施設に悲鳴

22日、ドイツ・ミュンヘンで、銃撃があったショッピングセンターを離れる人々=AP・共同

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 【ベルリン=垣見洋樹】パン、パン。乾いた銃声が鳴り響き、市民は悲鳴を上げて逃げ惑った。ドイツ南部ミュンヘンで二十二日午後六時(日本時間二十三日午前一時)ごろに起きた銃乱射事件。地元テレビに寄せられた映像では、体格のいい男がファストフード店の外で突如銃を構え、市民に向かって乱射する生々しい様子が映し出された。隣国フランスのような大規模テロが発生していなかったドイツの第三の都市は、突然の恐怖で混乱に陥った。

 映像の中でファストフード店から出てきた男は、右手に銃を持ち、歩道を歩いてきた子どもを含む男女に向かって、何発も連続で発砲した。

 男はその後、現場から逃走。当初、犯人は最大三人のグループとみられた。警察はテロの疑いで精鋭部隊を含む二千三百人を現場に投入。周辺を封鎖し、ヘリコプターを動員して犯人の行方を追った。

 現場はミュンヘン最大規模のショッピングセンター。事件発生時は金曜日の夕方に当たり、夏休み中の子どもを含め多くの市民でにぎわっていた。

 事件後、電車やバスなどの交通網がストップ。幹線道路や高速道路も止められたため、ショッピングセンターでは帰宅できず、知人に迎えに来てもらうこともできない人が続出した。付近の住民の中には、そうした人たちにツイッターで呼び掛け、自宅にかくまう人もいた。警察は不安を抱える市民向けに多言語の相談電話を設置した。

 日付が変わった二十三日未明(日本時間同日朝)、ミュンヘン警察の報道官が「事件は単独犯によるもので、自殺したとみられる」と述べ、現場の封鎖解除を宣言。発生から七時間以上がたち、ようやく街は落ち着きを取り戻した。

 

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