けんかで催涙スプレーか 9人病院搬送 神戸

24日夜、神戸市須磨区で催涙スプレーのようなものがまかれ、9人が目などに痛みを訴えて病院に運ばれました。警察は、若者のグループどうしのけんかが原因とみて調べています。
24日午後7時半ごろ、神戸市須磨区須磨浦通のコンビニエンスストアの付近で、「何者かが催涙スプレーのようなものをまき、けが人がいる」と消防に通報がありました。
消防によりますと、18歳から21歳の男女8人と、51歳の女性1人の合わせて9人が目や顔などに痛みを訴えて病院に運ばれました。いずれも症状は軽く命に別状はないということです。また、このほかに、8人が軽いけがをしたということです。
警察によりますと、現場では若者のグループどうしのけんかでもみ合いになり、この間に催涙スプレーのようなものがまかれたとみられるということです。また、消防によりますと、51歳の女性はその場に居合わせて巻き込まれたとみられるということです。
警察は、若者グループのうち4人を傷害などの疑いで逮捕し、詳しい状況を調べています。
現場は、JR須磨駅から北西に200メートルほどで、関西有数の海水浴場、須磨海水浴場に近いところです。
当時、現場にいた44歳の男性は「通りかかったら、足元がふらついている男性に『コンビニエンスストアの前で催涙スプレーをかけられた。警察を呼んでほしい』などと助けを求められた。友人に見に行ってもらったところ、若い男たち7、8人がけんかをしていたようだ」と話していました。