札幌市内の繁華街でたばこなどのポイ捨てを取り締まる指導員=28日午後
喫煙者率が全国で最も高いとされる北海道で札幌市が今年、歩行中の喫煙や吸い殻の投げ捨てを禁止し、違反者には過料1000円を課す「ポイ捨て防止条例」を導入したところ、歩きたばこをする人が条例施行前の前年に比べ9割近くも減っていたことが29日、市の追跡調査で分かった。
札幌市は「条例の認知度が高くなった表れ」と評価、今後、歩行喫煙を禁止している制限区域の拡大を視野に条例改正を検討するとしている。
市は昨年7月とことし11月に中心部の大通公園など4地点で午前8時から午後8時まで、歩行喫煙者やごみの状況を調査し、比較した。