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 フィリピンのヤサイ外相は19日、南シナ海問題で中国の王毅(ワンイー)外相から二国間協議を打診されたが、常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が12日に示した判決内容を踏まえないことを条件にされたため、断ったことを明らかにした。地元テレビの取材に語った。

 報道によると、協議の打診は、モンゴルで15~16日に開かれたアジア欧州会議(ASEM)首脳会合の期間にあった。王氏は協議を持ちかける際、仲裁判決に言及しないよう求めたという。ヤサイ氏は「それでは我が国の国益にそぐわない」と述べ、提案を退けたとしている。

 ドゥテルテ大統領も19日に会談した米議会代表団に対し、現時点で「中国と協議をする予定はない」と説明した。

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