おしえて27  投稿者 とっちんさん
兄弟姉妹の呼び方で「お兄ちゃん」、「お姉ちゃん」はあるが弟、妹の誰でもが共通に言える呼び方は何故ないの?
ゆきちゃん

 日本では、昔から目上の人を敬う習慣があります。
 逆に、年下の者に対しては、押さえつける風習があります。お兄ちゃん・お姉ちゃんは、『お兄様・お姉様』が崩れた呼び名です。弟や妹は、名前で呼ばれるのが常なのです。あえて、兄弟姉妹が同じ呼び名を使うなら『おやじの、何番目の子』『お袋の何番目の子』としか、言いようが無いかも・

くろぅさん

 日本の文化は謙譲の文化です。
 自分が相手を呼ぶとき目上には○○様(同等以下には殿)と「様」や「殿」を使い分けていた時代には弟にも妹にも「殿」をつけていたと思います。
 現代文の時代になり、階級制度の崩壊とともに言語も変化し「殿」部分はすたれたのではないでしょうか。万葉の時代の「妹」の意味から近代のそれの意味が変化したように言語は時代とともに変化をするものだと思います。

シャオリンさん

 これは、ひとつでも年齢が上の人に敬意を示す日本人独特のことばの特徴だと思います。年齢を気にせず名前で呼び合う国、たとえばアメリカでは、兄も弟もbrotherでしょう?だから、お兄ちゃん、お姉ちゃんというのは、呼称というよりも、年上であることに敬意を示した呼び方だと思います。
だから、弟や妹には、必要ないんじゃないでしょうか。

iammyさん

 古来,日本には他者を本名で呼ぶのをマナー違反とする作法があります。
目上が目下を呼ぶときは本名でもよいですが,逆は許されないのです(現代では,さほど厳しくないですが).
 ですから,兄・姉だけでなく両親や祖父母のことも普通は名前では呼びませんし,会社でも上司は役職で呼ばれることが多いでしょ?また,そういう作法のない欧米では,兄・姉を本名で呼びますね.
作法の成り立ちについては諸説ありますが,古代にあった『むやみに本名を口にすると,悪霊に聞きつけられる』『本名を知られると呪いをかけられる』といった迷信に由来するものだ,という説が有力なようです.
 日本独特の風習かもしれませんね。
 電話の取り次ぎで普段は「さん」をつけている人に、外部の人から連絡が来た際に「さん」をわざと無くす、なんてのは外人さんにはカルチャーショックだったりするかも。
正答者の方々(4名)です。ありがとうございます。
ゆきちゃん・くろぅさん・シャオリンさん・iammyさん



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