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 富山県警高岡署は23日、署員が誤って車の運転者2人に道路交通法違反(信号無視)の疑いで交通反則切符(青切符)を交付したと発表した。運転者のうち1人がドライブレコーダーの映像を署に持ち込んだことから誤認検挙が判明。署は違反を取り消して2人に謝罪した。

 署によると、23日午後4時ごろ、富山県高岡市立野の国道8号交差点で、地域課の巡査部長(30)と巡査(29)が、赤信号を無視して交差点に進入したとして乗用車と軽乗用車の運転者計2人に青切符を交付した。1人は現場で青信号だったと主張したが取り合わなかったという。

 約2時間後にこの運転者が車内に設置していたドライブレコーダーの映像を署に持ち込み、2台とも青信号で交差点に入っていたことが確認できたため、違反を取り消したという。

 署は「赤信号と錯覚した」と説明。渡辺正信副署長は「今後このようなことがないよう、適正な取り締まりに努める」と話した。