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それから一ヶ月経過まで残り十日まで、三人PTは集団墓地で練習を続けた。最初の三日は酷い惨状だった。頭から矢を生やすバルバラに、骸骨に狙われて死亡するユニス。努にとってはレイズのヘイトをライブ映像ではなく実際に見ることが出来て良い機会だったが、ディニエルは努ばかり楽をしてズルいと不機嫌そうにぼやいていた。
しかし一週間も経てば骸骨弓士を交えての戦闘にも慣れてきて、バルバラは矢の対処に慣れてきて盾で受けたり腕や足で受けたりして防げるようになってきていた。もう以前のように頭へ矢が刺さっている状態になることはあまりない。
ユニスもタンクに集中していればプロテクを切らすこともなくなり、効果時間の把握も段々と出来るようになってきていた。まだ努のように正確に把握出来ているわけではないが、ある程度秒数感覚が身についてきている。それに骸骨のヘイト管理も様になってきていた。
ディニエルは相変わらずだらだらと攻撃をしているが、手を抜けることが好きなのかこの一週間はむしろ楽しそうであった。いつもこんな感じならいいのにね、と努と戦闘中に話せるくらい余裕があった。
そして三人PTは遂に集団墓地での練習を終え、五十四階層の緑に包まれた渓谷に練習場所を移した。ここならばあまり連戦を行わずにオークを練習台に出来るので丁度よかった。
久しぶりに渓谷へ来たバルバラは随分と緊張した様子で先頭を進んでいる。今まではオーク一匹しか引き付けることが出来ず、それが精一杯だった。その苦い経験が彼女の意識を支配している。
そんなバルバラを見て努が声をかけようと迷っていると、ユニスがてくてくと彼を追い越して彼女の大きい腕をちょんと引っ張った。
「バルバラ、動きが硬いのです」
「そ、そうか?」
「大丈夫なのです。私の支援があればバルバラはオークとも戦えるのです」
ユニスの自信たっぷりな発言にバルバラはおどおどとしながらもそんな彼女を見下ろして頷く。するとタイミングを合わせたかのように、緑色の肌をしたオークが徒党を組んで徘徊しているのをディニエルが発見した。
「コンバットクライをお願いするのです」
「コンバットクライ!」
バルバラが気合の入ったコンバットクライでオーク五匹のヘイトを引き、ディニエルは一体に矢を連続で三本放つ。カカッと小気味よい音の後には矢がオークの目を両方貫き、脳に至る。オークは魔石となって地面に落ちた。
「プロテク、エリアヒール」
ユニスもプロテクをバルバラに飛ばし、自身の足元にエリアヒールを設置。迫るオークのショルダータックルをバルバラは正面から受け止める。オークの豚面がバルバラの眼前に迫り、その背後からもオーク三匹が追従している。
このままでは押し負ける。そう判断したバルバラは一旦身を引いてオークとの力比べを放棄し、回り込んできたオークを見る。剣での斬撃を察したバルバラは丸盾で防ぎ、更に左にいるオークにも気を配っていた。
骸骨十体との戦闘訓練はバルバラの視野を広げ、視界の狭い兜を被っている状態でもある程度戦況を把握出来る力がついてきていた。以前ならば前の一体に集中しすぎて他のモンスターにクリティカル攻撃を連発されていただろう。
ディニエルが背後のオークに射撃をし、バルバラは丸盾や鎧を来た腕などでオークの打撃、斬撃を危なっかしい動作で防ぐ。何度か腕に打撃を受けて少し痛みが走るようになったその時。
「ヒール」
ユニスの飛ばすヒールがバルバラに当たり、彼女の怪我を癒す。痛みのなくなった身体を存分に動かしてバルバラはオークと打ち合う。
だが骸骨と違いオークは身体も大きくその腕力も凄まじい。今まで骸骨を相手にしていたバルバラはオークの力強い攻撃に顔を歪ませながらも何とか防いでいるが、それが三体となると今の彼女ではまだ荷が重い。
努はディニエルにオーク二匹を残して後は待機を指示した。ディニエルは素早く一匹を始末するとるんるん気分で矢を仕舞った。
それからしばらくはバルバラとオーク二体による戦闘訓練が続けられた。まずはオークの重い攻撃をいかに耐えるか、どのような攻撃を仕掛けてくるかを見極めなければ複数を相手にすることは不可能である。
ユニスに支援を受けながらもバルバラはオークと打ち合っている。骸骨の場合はバルバラの方が力を上回っていたため、打ち合いは容易だった。しかし今回はバルバラの方がオークに力負けしている。
打ち合いで崩れたバルバラが横合いから剣で腹を突かれ、後方へ吹き飛ばされた。VITの高さと鎧によってある程度ダメージは防げる。しかし次も、その次も同じように打ち合いで崩されて吹き飛ばされる結果になった
緑の気がバルバラを包み彼女は全快する。だがオーク二体相手でこれでは三体、五体など相手に出来るわけがない。バルバラは今までの骸骨の時のような力任せの立ち回りでは駄目だと判断し、動き回りながらも正面からオークの攻撃を受けない立ち回りに切り替えた。
立ち回りを変えたおかげでバルバラは打ち合いで崩されることはなくなった。しかし彼女は重騎士。その鎧は耐久値が高い代わりに重く、走るだけでも体力を消耗してしまう。動き回るバルバラは慣れない動きで次第に疲れが溜まって息が乱れ、身体の熱が鎧に移る。
「ユニスさん。メディックかけてあげて下さい」
「メディック」
メディックには状態異常を癒す効果があり、それは疲れにも有効だ。火照った身体をひんやりとした空気が覚ますような感覚にバルバラは包まれ、息の乱れが少し収まった。
それからしばらくバルバラとオークの二対一をやらせ、ユニスはバルバラへヒール、メディック、プロテクの支援。ディニエルと努は集まってくるモンスターを処理していた。
努はバルバラとユニスが大丈夫そうだと判断すると、暇だったのでタンク兼バッファーをこなす練習し始めた。努は基本的に痛い目には絶対に合いたくないため、タンクは絶対にしたくなかった。しかし万が一のため練習するに越したことはないので、ディニエルにヘイストを常時付与させながらも前線に出た。
バリアで草狼や土猪などの攻撃を防ぎつつ、たまにユニスとバルバラを意識しつつもエアブレイドでモンスターを攻撃してヘイトを稼いでいく。
ユニスの背後から出てきた草狼やバルバラの近くの茂みから現れた赤熊などを努はエアブレイドで引き付ける。ユニスはその努の動きを参考にしようと凝視しかけたが、すぐに自分の仕事をこなすためバルバラに集中した。
(やっぱバリアの燃費キツイなー)
まだ努はバリアのあまり練習をこなしていないということもあるが、バリアの精神力消費は中々高い。自ら攻撃を防ぐわけではないので青ポーションを飲む暇は充分作れるが、青ポーションが高騰した今資金面で問題があった。
これに加えてヘイトを稼ぐ手段も攻撃や支援では複数のアタッカーがいる場合ヘイト稼ぎに負けるため、必ず回復スキルを使う必要がある。しかしヒールは全快の味方に当ててもヘイトは稼げない。PTメンバーが怪我をした際素早くハイヒールなどを重ねることによって全体のヘイトは稼げるが、精神力消費が些か多すぎる。
それに一度でもミスをすればVITの低い白魔道士は一瞬で死ぬだろう。これは流石に無いな、と努は思いながらも草狼がバリアをかじろうとしている光景を眺めていた。犬と違い凶悪に伸びた牙。首周りにある緑色のたてがみのような毛は厚く、並の刃物を通さないほど防御性がある。
(動物園……じゃなくて、モンスター園か。死人が出そうだな)
見た目が可愛いモンスターや無害なモンスターも中にはいるが、やはりモンスターは危険であるというのがこの世界の一般常識である。
生態系を調べるために外のダンジョンでモンスターを捕まえることはよく行われているが、その捕獲も命懸けで難易度が高い。スタンピートの際にダンジョンの外に溢れてくるモンスターなどはまだ捕まえやすいが、ダンジョン内深くにいるモンスターを捕獲して外に持ち出すことはとても難しい。
だが鑑定スキルを使えばモンスターの情報はある程度わかるため、そこまで捕獲に力を入れている者はほとんどいない。今も鑑定スキル持ちで火竜を突破し、火山に潜れる資格を持つエイミー。それと護衛のガルムがギルドの仕事でせっせと火山のモンスターを鑑定しているところだ。
ちなみにエイミーとガルムは火山での調査途中に紅魔団と遭遇し、ひっそりと紅魔団に勧誘されていたが二人共先約がいると断っている。
努がぼんやりと透明のバリアに頭突きをしている草狼を見ていると、横合いから矢が放たれ草狼は横に倒れて魔石となった。努はバリアを解除して地面に落ちた矢をディニエルに渡し、魔石も回収した。
そして一時間ほどオーク二匹相手に打ち合えているバルバラを見てもう慣れたかなと判断した努は、ディニエルにオークを倒させて一旦休憩を取らせた。
「ほらバルバラ。私の言った通りなのです」
「あぁ! いける! いけるぞ!」
「ちょっ、離すのです!」
以前とは違う手応えを感じられたのか興奮気味のバルバラは、したり顔で杖を地面についているユニスを笑顔で持ち上げた。脇の下に手を入れられて持ち上げられたユニスは顔を赤らめながらもバルバラの腕をばしばしと叩く。
努はそんなユニスとバルバラを見て思わず呟いた。
「随分と変わったもんですね」
「元々他の人にはあんな感じだよ。うざかわいいってアタッカーの人たちには評判」
「へー。ディニエルさんはどうなんですか?」
「イーグルアイ。……別に、普通かな。あっちは私が手を抜くのが嫌いみたいだけどね」
ユニスを持ち上げて楽しそうにぐるぐる回っているバルバラを横目にディニエルは矢を上空に放ち、モンスターの索敵を行っている。いつものように眠たげに目尻を下げている彼女はユニスのサボリ魔という評価を特に気にしてはいないようだった。
しかしディニエルを見てそんな評価をしていなかった努はやんわりと彼女をフォローした。
「別に手を抜くことは悪いことではないんですけどね。一番最初の戦闘を見た感じ、必要ないところでだけ手を抜いてるように見受けられましたし」
「…………」
ディニエルは下がった目尻を持ち上げて少しだけ意外そうに努の横顔を見た。あの見ていても忙しない動きをしていた彼が、自分のことをそこまで見ているとは思っていなかったからだ。
「あ、でも肝心なところはサボっちゃ駄目ですよ? 温存してた分、皆が辛くなった時にはきちんと仕事をして貰わないと困りますからね」
「……貴方がリーダーのPTは疲れそうね」
「へ?」
「だって、サボれないもの」
その言葉とは裏腹にくすくすと口に手を当てて珍しく笑顔を見せたディニエルは、笑顔を冷まさせた後に矢を番えて索敵を再開した。
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