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【大リーグ】

ダル、2年ぶり2桁の11K 援護なく2敗目も納得の内容

2016年7月24日 紙面から

ロイヤルズ戦の5回、モラレスを三振に仕留め、グラブをたたくレンジャーズのダルビッシュ=カンザスシティーで(共同)

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◇ロイヤルズ3−1レンジャーズ

 大リーグは22日、各地で行われ、レンジャーズのダルビッシュ有投手(29)はロイヤルズ戦に先発。2年ぶりの11奪三振など6イニングを7安打3失点(自責2)と好投したが、援護なく2敗目(2勝)を喫した。ヤンキースの田中将大投手(27)もジャイアンツ戦で6イニング4安打無失点だったが、勝敗はつかなかった。マーリンズのイチロー外野手(42)はメッツ戦の8回に代打で出場し、空振り三振。メジャー通算3000安打まであと「4」は変わらなかった。マリナーズの青木宣親外野手(34)はブルージェイズ戦で5打数2安打だった。

 試合開始時の気温が42度という中、ダルビッシュが昨年の王者をねじ伏せた。最速は前回の復帰登板と同じ98マイル(158キロ)。2014年7月18日のブルージェイズ戦以来2年ぶりの2桁、11三振を奪った。

 「数もそうだが、取りたいところで取れたのが良かった」。11奪三振のうち走者を背負った場面で8奪三振で、共同電などによればダルビッシュは納得の表情。右肩などの張りから復帰して以来では、2度のリハビリ登板も含めて「一番良かった」と力強く語った。

 レンジャーズ加入から88試合で27度の2桁奪三振は、球団地元紙フォートワース・スターテレグラム(電子版)によれば、34度のノーラン・ライアンに次ぐ2番目。デビューから88試合に限っても、1913年以降では同29度のドワイト・グッデン(元メッツ)に次ぐメジャー史上2位だ。

 ロイヤルズ打線はコンパクトなスイングで流し打ちを徹底。序盤の3失点についてもダルビッシュは「狙って打たせたゴロが野手の間に飛んだりした」と意に介さなかった。バニスター監督は「今後の登板は何かすごいことをやってくれそうだな」と期待を寄せた。

 

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