【都知事選】鳥越氏、がん闘病経験者と意見交換会
2016年7月24日14時39分 スポーツ報知
東京都知事選(31日投開票)に野党統一候補として出馬したジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)が24日、都内でがん闘病経験者との意見交換会を行った。
自らも2005年にステージ4の大腸がんが発見されて以降、数度の手術を受けており、「がんサバイバー」として選挙戦でも「がん検診受診率を最終的に100%にする」との公約を掲げている鳥越氏。同じ大腸がんの経験者から「患者になってみないと、分からないことがある。鳥越さんの『がん患者が都知事になってもいいじゃないか』という言葉に励まされました。患者の思いが分かる知事として頑張ってほしい」との言葉を聞かされると、大きくうなずいた。
経験者からは「東京都がん条例を制定してほしい」「がん支援センターの窓口の連携を取れる体制を作ってほしい」などの要望が出された。「聞く耳を持つ候補」を標榜(ひょうぼう)しているだけに、鳥越氏は「同じ(がん経験者という)立場として骨身に染み、しっかり耳に言葉が入って来ました。都知事になったら、今日いただいた意見を都政にそのまま生かしたい」と当選後の政策を思い描いていた。