大相撲名古屋場所
2016年7月10〜24日開催
入場券発売中
社会「安保法違憲」の訴え却下 津地裁集団的自衛権の行使を認めた閣議決定と安全保障関連法は憲法9条に違反するとして、元三重県職員の珍道(ちんどう)世直(ときなお)さん(77)=津市=が国に無効確認を求めた訴訟の判決で、津地裁は21日、訴えを却下した。 岡田治裁判長は判決で「閣議決定は内閣の意思決定にすぎず、ただちに国民の具体的な権利に影響を与えないため、法律上の争いに当たらない」と指摘。安保法についても「違憲かどうかの抽象的な判断を裁判所に求めることはできない」と、判断を示さなかった。平和に生きる権利が脅かされ、苦痛を受けたとして求めた10万円の損害賠償は「抽象的で認められない」と退けた。 珍道さんは「集団的自衛権の行使は海外での武力行使や交戦に道を開き、憲法9条が許容する自衛の範囲を超える」と、閣議決定と安保法の違憲性を訴えていた。判決後、控訴する方針を明らかにした。 安保法をめぐっては各地で個人と集団の訴訟が起きているが、個人訴訟では「具体的な事件を離れ、裁判所が抽象的に合憲性を審査する権限はない」と、却下する判決が続いている。 珍道さんは2014年にも同様の訴えを東京地裁に起こしたが、一、二審とも退けられ、最高裁も上告を棄却している。 (中日新聞) PR情報
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