東京 日本橋で1800人が「橋洗い」

東京 日本橋で1800人が「橋洗い」
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江戸の象徴として古くから親しまれ、道路の起点としても知られる東京の日本橋で、地元の人たちが橋の汚れを洗い落とす「橋洗い」が行われました。
この「橋洗い」は、日本橋の美しさを残していこうと、地元の町内会や企業の関係者らが毎年この時期に行っています。ことしはおよそ1800人が参加し、午前9時から2時間、全長およそ50メートルの橋を通行止めにして作業が行われました。

はじめに、東京から延びる道路の起点になっていることを示すため車道に埋め込まれた「道路元標」に、各地の名水を注ぎ橋を清めました。続いて、橋の上に散水車から水がまかれ、参加した人たちがブラシを使って一斉に路面を磨きました。

例年は主に消火栓から水を引いて橋を洗っていましたが、ことしは、節水のため下水を浄化した再生水が使われたということです。毎年、参加している小学4年生の女の子は、「ことしは水が少なくて洗うのが大変でしたが、きれいになるように願いながら磨きました」と話していました。