どうも、アバウト男です!
誰かしら同じようなお題を立てているかもれないけど、取り立てて見当たらなかったので初めて自らお題を立てて記事を書いてみました。お題は、
夏映画!
というのも自分が『夏』映画をあまり知らなくて、これを機に色々知りたいなと思ったのもあります。
『夏映画』となってますが、夏を題材にした映画や単に夏に観たくなる映画と、ざっくり幅広く自分なりの『夏映画』をキリの良い15作品挙げてみました。
プールサイド・デイズ
アレクサンダー・ペイン監督の【ファミリー・ツリー】でペインとともに脚本を手がけ、アカデミー脚色賞を受賞したナット・ファクソンとジム・ラッシュが初監督。冴えない内気な少年が、母親の新しい恋人とウォーターランドで過ごしたひと夏を描いた青春ドラマ。
【(500)日のサマー】【リトル・ミス・サンシャイン】などを送り出してきたフォックス・サーチライト製作。主人公の少年ダンカン役は、映画【2012】に出演したリアム・ジェームズ。共演にスティーブ・カレル、トニ・コレット。(映画.com)
▶ 少年が青年へと変わる一夏の経験と思い出を魅せてくれる、この時期にはもってこいの『夏』青春映画。ちょっと田舎の大型プールが実家周辺を思い起こさせる。
サム・ロックウェル演じるアニキ的存在がいたらまた人生が変わってただろうなと羨ましく思う。スティーブ・カレルの嫌なヤツ演技も秀逸です!
SOMEWHERE
【ロスト・イン・トランスレーション】のソフィア・コッポラが、映画スターの家族のきずなや孤独をセンチメンタルに描いた人間ドラマ。ロサンゼルスの有名なホテルで自堕落に暮らす俳優が、娘との久々の時間を過ごす中で自分を見つめ直すプロセスを映し出す。
主演は【ブレイド】のスティーヴン・ドーフと、ダコタ・ファニングの妹で【ベンジャミン・バトン 数奇な人生】のエル・ファニング。美しい映像や音楽と共につづられる、父娘のさりげない交流と感情のうつろいに、心を洗われる。(シネマトゥデイ)
▶ スティーヴン・ドーフとエル・ファニングの絶妙な俺得コンビが親子役で送るバケーション映画。監督はソフィア・コッポラ。
バカっぽい言い方になるけど画と雰囲気のオシャレさに特化した作品ですね。涼しい家でマッタリ観るにはちょうどイイ!
ロード・オブ・ドッグタウン
70年代にスケートボードを発端にさまざまなカルチャーを巻き込んで一世を風靡したZ-BOYSを描いた青春映画。
そのメンバーを演じたのは【エレファント】で注目をあびたジョン・ロビンソンほか【卒業の朝】で主役を演じたエミール・ハーシュ、インディペンデント映画に数多く出演しているヴィクター・ラサックが務める。スケートボードの技を見るだけでも十分な見ごたえはあるがそれぞれの人間ドラマも丁寧に描ききっている。(シネマトゥデイ)
▶ サーフィン映画を全然観てないので、それっぽいのを挙げるならこれかな。冒頭で軽くサーフィンも齧ってる実話ベースのスケボー青春映画。
3人のダチが成長・個々の実力・スケボーでの名声により『それぞれのスケボー道』を歩んで行く。ヒース・レジャーのアニキ感もハマってて印象的。観るなら夏かな!
ザ・ビーチ
レオナルド・ディカプリオ主演のミステリアス・アドベンチャー。自由を求めて未開の地へ冒険する主人公を通し、現実感を喪失した現代のリアルな若者像を浮き彫りにしてゆく。ロバート・カーライル共演。
監督に【トレインスポッティング】のダニー・ボイル。刺激を求めてタイのバンコクへとやって来たリチャード。彼はそこで、地上の楽園と呼ばれる伝説の孤島の噂を耳にする。(allcinema)
▶ 現実逃避系・魅惑な『真夏の夢』映画!【エクス・マキナ】の監督アレックス・ガーランド原作のダニー・ボイル監督作。南国の大自然と海を堪能でき、ディカプリオ演じる主人公と共に冒険心と好奇心とが加速していく!出掛けられない人もこれを観て旅行した気分になろう。
プロジェクト X
【ハングオーバー!】シリーズのトッド・フィリップス監督が製作を手がけ、冴えない高校生3人組が開いたパーティが思わぬ事態に陥る様子を描いたコメディ。
有名になることを夢見る男子高校生トーマス、コスタ、JBの3人組は、トーマスの両親が旅行で家を空けるのを利用して盛大なパーティを計画する。その噂はたちまち広がり、トーマスの家には想像を遥かに超える数の若者たちが押し寄せてしまう。彼らが巻き起こす乱痴気騒ぎは、次第にエスカレートして収集がつかなくなり……。(映画.com)
▶ 夏にブチかまそうとボンクラ3人組が企むパーティーに、めちゃくちゃ人が押し寄せカオス&パニックになっちゃう『どんちゃんバカ騒ぎ』映画!
なかなか日本では経験しづらい場所にいるような感覚に。内容は無いも同然なんだけど、生まれ変わったらあの空気感を一度味わってみたくなる。
6才のボクが、大人になるまで。
【ビフォア】シリーズなどのリチャード・リンクレイター監督がメガホンを取り、6歳の少年とその家族の12年にわたる軌跡をつづった人間ドラマ。
主人公を演じた新星エラー・コルトレーンをはじめ、主要人物4人を同じ俳優が12年間演じ、それぞれの変遷の歴史を映し出す。主人公の母をパトリシア・アークエット、母と離婚しアラスカに行ってしまった父をイーサン・ホークが熱演。お互いに変化や成長を遂げた家族の喜怒哀楽を刻み付けた壮大な歴史に息をのむ。(シネマトゥデイ)
▶ 12年間同じ役者たちで送るリチャード・リンクレイター監督の愛とスタミナある撮影が成立させるヒューマンドラマ。
成長の瞬間瞬間を切り取り主人公メイソンの文字通りの『成長』は見物。尚かつこういう映画は他に無いのでかなり新鮮で面白い!ちょっと距離を置きつつも寄り添うイーサン・ホークの父親もイイ感じ。
デス・プルーフ in グラインドハウス
鬼才Q・タランティーノ監督が、殺人鬼とセクシー美女軍団の激闘をカーアクション満載で描いたスラッシャー・ムービー。テキサスの人気女性DJジャングル・ジュリアは、女友達と一緒にお気に入りのバーを訪れる。しかし彼女たちの背後には、車を凶器に美女を狙う恐ろしい殺人鬼スタントマン・マイクが忍び寄っていた。それから14カ月後、今度はスタントウーマンのゾーイたちがマイクの標的となるが……。(映画.com)
▶ 車で女をいたぶる変態オヤジとホットな女達のカーチェイスバトル!やっぱこれはムシムシした夏に観てスカッとしたい!タランティーノ監督作の中でも好きな作品。
車同士の正面衝突シーンやリアルボンネット乗りシーンは必見ですね。個人的には是非女性に観て欲しいな。
リトル・ランボーズ
映画作りのとりこになった二人の少年の友情ときずなをユーモラスにつづるハートフルドラマ。【銀河ヒッチハイク・ガイド】のガース・ジェニングス監督が自身の少年時代をベースに、現在は映画監督となった夢の出発点やモノ作りの喜びの原点を、舞台となった1980年代へのオマージュたっぷりに描き出す。
主演には演技未経験だったビル・ミルナーとウィル・ポールターを抜てき。少年期の好奇心にあふれた無邪気さを思い起こさせる物語に魅了される。(シネマトゥデイ)
▶ 少年の無垢な衝動と友情!自然の中で好奇心のままに映画を撮る姿はなんとも可愛い。なんだろう、のび太とジャイアンが親友になったみたいな!?
ぼけーっと何も考えず過ごしていた自分の少年時代とは違うけど、童心に帰れる一作。
BULLY ブリー
ティーンエイジャーたちが一人のいじめっ子を殺害するまでを描いた、実話を元にした青春映画。監督は【KIDS】のラリー・クラーク。原作はジム・シュッツのノンフィクション「なぜ、いじめっ子は殺されたのか?」。
出演は【ゴースト・ワールド】のブラッド・レンフロ、【イン・ザ・ベッドルーム】のニック・スタール、【完全犯罪クラブ】のマイケル・ピット、【グッバイ・ジョー】のレイチェル・マイナー ほか。(映画.com)
▶ 長い間いじめられて来た主人公の少年が、彼女と仲間達と共にいじめっ子を殺すまでをリアルなトーンで描く実話ベースの映画。
だいぶ前に観て忘れかけてるけど、若者ならではの浅はかで後先考えないどうしようもない行動が折り重なって行く。井筒監督の【ヒーローショー】にも通じるかな。
ピンポン
松本大洋の同名人気コミックを、ジェームズ・キャメロンのデジタルドメインで【タイタニック】のVFXに参加した曽利文彦監督が映画化。脚本は【GO】の宮藤官九郎。
小学校のガキ大将ペコは、得意の卓球をいじめられっ子スマイルに教える。が、高校入学初の全国大会で、スマイルは勝ち進むが、ペコは幼なじみのアクマに負けて大ショック。優勝は名門校の主将、ドラゴンに。彼らそれぞれの1年間の後、次の大会がやってくる。(映画.com)
▶ 絶頂期の窪塚洋介の過度なテンションと、クドカンの抑えた脚本がベストマッチした卓球映画!
『漫画と実写の距離感』がすごく絶妙で良いなと思う。滴る汗!幼なじみ兼ライバルな関係!光と影!才能と努力!卓球に打ち込んだ経験がなくても、素直に熱くなれるポップな良作。
歩いても 歩いても
【誰も知らない】【花よりもなほ】の是枝裕和が、家族の情景を鋭くとらえ、しんみりと描いたホームドラマ。
15年前に死んだ兄と比較されて育ち、実家に居心地の悪さを抱いている男を阿部寛がユーモアと悲哀を込めて演じる。そのほか、夏川結衣、樹木希林、原田芳雄などが家族にふんし、家族の何でもない会話や日常を絶妙な間合いで表現する。(シネマトゥデイ)
▶ 親族が久々に集う時の空気感やそこで交わされる何気ない会話・些細なディテールをこれでもかと詰め込んだ是枝監督作。
女優:樹木希林の卓越した演技力に思わず唸る。同監督の阿部寛と樹木希林が親子役で再共演した【海よりもまだ深く】も合わせてオススメ!
3-4x10月
ある日、勤務先のガソリンスタンドで暴力団組員にからまれた冴えない青年・雅樹は、逆上しその組員に殴りかかる。しかし、そのことが原因となりガソリンスタンドが暴力団に強請られる事となる。
追い詰められた雅樹はそのことを所属する草野球チームのコーチであり、また以前、組長と兄弟分であったスナックのマスターに相談、雅樹に同情したマスターは問題解決のため組に出向くのだが、そのことがきっかけとなりマスターが暴力団と揉め、結果、重傷を負ってしまう。復讐に燃えながらも動けないマスターを見兼ねた雅樹は拳銃を手に入れるため沖縄に飛ぶ……。
▶ 真夏の夢のような不思議な映画。『ラストの展開』にぎょっとさせられ、その先の『締め』をどう解釈するかで、面白みが変わって来る。
こりゃどうしたもんか... ホント夢のような・蜃気楼のような映画だけど、北野武にしか撮れない妙な味わい深さがある。
ロックンロールミシン
【GO】【贅沢な骨】の行定勲監督が、鈴木清剛の三島由紀夫賞受賞作を映画化したホロ苦い青春ドラマ。
“自分たちのデザイナーズ・ブランド”という夢に向かってひた走る4人の若者の喜びや不安をヴィヴィッドにそして痛切に描く。主演は【チキン・ハート】の池内博之、【ディスタンス】のりょう、それに加瀬亮と水橋研二。(allcinema)
▶ これは完全に女優:りょうを堪能するためだけにあるような映画!この頃のりょうが魅力的でタイプ過ぎる。主演の加瀬亮含め他の男3人はもはやどうでも良いです!
監督は【リップヴァンウィンクルの花嫁】が好評だった行定勲。まだ学生気分の残る社会人の浮ついた夏の感じを上手く表現している。
サマーウォーズ
細田守監督が放つ劇場アニメーション。ふとしたことから片田舎の大家族に仲間入りした天才数学少年が、突如世界を襲った危機に戦いを挑むことになる。
主人公の少年・小磯健二の声を担当するのは【千と千尋の神隠し】などで声優としても定評のある実力派若手俳優・神木隆之介。良質なアニメーション映像と、壮大なスケールの展開が見どころ。(シネマトゥデイ)
▶『大家族憧れ』映画!!!家長のおばちゃんを筆頭に、親戚含め一族が一致団結して闘う様は思わず胸が熱くなる!
そこにいずれ家族になるであろう気弱な主人公が巻き込まれ、一族の期待を背負う美味しい設定も上手いですね。
となりのトトロ
宮崎駿が監督、原作、脚本を務めた、スタジオジブリの劇場用アニメーション作品。
入院中の母のため、考古学者の父とともに、田舎の一軒家へ引っ越してきたサツキとメイ。近所の少年にお化け屋敷と呼ばれたその家には、不思議な生き物が住んでいた……。幼い姉妹と美しい日本の自然、そして奇妙な生き物たちとの交流を描き、幅広い世代に支持され続けているファンタジー。(映画.com)
▶ 子供の頃これを観て育ったってのもあり外せない作品ですね!ジブリの中でも一番好き。梅雨から夏にかけて、田舎のファンタジックな夢物語。
トトロやネコバスの存在を心から熱望してしまう。サツキとメイ姉妹や落ち着いたおとうさん、それにおばあちゃん&かんたなど登場人物のバランスも凄く良い。季節感が上手く作品内に入れ込まれてるのも好き。
以上の15作品です!
もはや夏関係ない映画もチラホラ混ざってますが、季節的には夏に観るのがちょうど良いんじゃないでしょうか?!
【ソウル・サーファー】は観てるけど、サーフィン映画は全然観てなくて疎いから今年の夏に何本か観たいと思ってます。どうせならより作品に入り込める季節に合わせて観るのが良いですね!