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2016年7月23日

都知事候補者の保育・貧困への政策比較

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 大学で保育者を育てる教員であり、保育(学童保育含む)・子どもの福祉に関する研究者であり、2児の父である石原剛志です。

 都知事選挙の主要3候補の保育や子育て支援、貧困と労働をめぐる政策についてを比較してみました。

 すでに、駒崎氏によって作成された「都知事候補者の子育て支援政策を比較してみた」http://www.huffingtonpost.jp/hiroki-komazaki/election-politics_b_11061834.html があり、多くの方に参照されているようです。しかし、保育研究者として、駒崎氏の政策評価には納得いかないし(その理由は、後述)、保育に詳しい人ならば同じような政策評価をするのかと誤解されるのもマズい。そこで、私なりに、3候補者の政策比較をして、公表することにしました。検討対象にした政策集は、駒崎氏のものと同じものにしました。(鳥越氏の政策についてはリンク先URLの修正しています。)

増田寛也氏 http://www.h-masuda.net/policy.html
小池百合子氏 https://www.yuriko.or.jp/senkyo/kouyaku.pdf
鳥越俊太郎氏 http://www.shuntorigoe.com/pg_tochiji.html

 駒崎氏のものとともに、こちらも参照いただき、比較しながら検討していただければ幸いです。

【駒崎氏の政策評価と、石原による政策評価との違い】

ポイント1/子育ての問題を、行政による子育て支援のみならず、総合的に評価した。具体的には、多くの親もまた労働者であることに着目し、その労働に対する政策を評価軸に位置づけた。

ポイント2/待機児童解消のために、「つめこみ」をするなどの規制緩和によって保育の供給量を増やそうとする政策は、保育施設での子どもの生活の質を低くする可能性を高くし、子どもの命や健康、安全や安心を脅かすものとして厳しく評価しているということです。「待機児童解消」について、小池氏に対する政策に○をつけた駒崎氏と大きな違いです。

ポイント3/学童保育についての政策をチェックしました(どの候補者も残念な結果でした。)。

比較表の解説は、さらにヴァージョンアップさせていく予定ですが、まずは、公開します。


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コメント

こんにちは。とてもわかりやすい纏めをありがとうございます。
フェイスブックでこの比較表をシェアしてもよろしいでしょうか。もちろん出典は明記いたします。

昨年、北海道の学童保育士学会分科会で
学童保育士の質についてのお話し伺った
名寄市のものです。
都知事選の行方は、今後の日本の保育の質に
大きくかかわります。負けられない。
先生の御研究がその後押しになります。
がんばってください。

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