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Pokemon Goとプラットフォームビジネスの強み

こんにちは、せみけんです。

 

どこもかしこもPokemon Goやっている人で一杯。ダウンロードしたものの、子供とプール行ったりしているうちに、疲れ果てまだスタートできずじまいです。

 

さすがに、これは社会現象で、任天堂(7974)がここからまだ上昇するかどうか分かりませんが、暫く主役なのは間違いなさそうです。

 

7月22日(金)の適時開示を受け、米国ADRが結構下がっていましたが、月曜からどうなりますか。大幅反落で始まりそうですが、押し目を狙った投資家と収益化はまだまだだろうとみている空売り勢のぶつかり合いで、活況は続きそうです。

 

個人的には少しだけ買い方で入ってみたいなという印象ですが、ギャンブル投資は得意でないのでどうするかは月曜の朝決めます。これだけ盛り上がると、LINEやコメダも少し割を食った感じです。LINEやコメダも十分に大型IPOだったんですけどね。せめてもの救いは、Pokemon Goが盛り上がっている今、IPOでなくて良かったという点でしょうか。

 

さて本日のお題。

 

今回のPokemon Goを期に、ちょっと調べてみたんですが、プラットフォームビジネスは、やっぱり強いというお話です。

 

1.プラットフォームビジネスの凄さ

2.指標面ではどうでしょう

 

 

1.プラットフォームビジネスの凄さ

当然なんですが、大抵のユーザーはAppleのIPhoneか、GoogleのAndroidを使ってPokemon Goを遊ぶわけです。このどちらかの端末からダウンロードしますよね。

 

それは当たり前なんですが、他に選択肢もなく、どちらかしかないというのに考えてみて改めて驚きました。(当たり前だろという突っ込みもあるんですが、そういうことを考えなおすのが投資にとっては意外と良かったりすると信じています。)

 

世界中の人がスマホやタブレットを使っている状況を考えると。買うときに、IPhoneかAndroidしか選択肢がないというのは、独禁法もびっくりの寡占化です。パソコンの売上は急激に落ちており、スマホの伸びは鈍化しているとはいえ台数はまだまだ増えているので、スマホのプラットフォームが2社しかないというのは改めてやり過ぎな感があると思います。

 

調べてみると、ざっくりですが、有料のアプリの30%程度がAppleもしくは、Googleに入ってくるようです。いろいろ所説あるようなのでここではイメージができれば問題ないのですが、1,000円売ると、300円がAppleもしくはGoogleの取り分。

 

有料アプリでも、長期的に利用しそうであれば、私も結構買います。便利ですもんね。世界中の叡智を結集しているわけですから便利じゃないわけないです。

 

さらに、無料アプリでも一部有料のものありますよね。今回のPokemon Goもまさにそこがポイントで、ゲームを有利に進めるために課金システムがあります。

 

この一部有料の部分も、20%~30%程度は、AppleやGoogleの取り分になるようです。改めて考えてみると、Pokemon Goユーザーが有料課金した100円は、プラットフォームを持っているApple、Googleがまず20円~30円(20~30%)程度収益を得ます。70円~80円(70%~80%)をNiantic社が受け取り、その中から任天堂のライセンス契約に基づき、任天堂に流れるという仕組みです。

 

一体任天堂にどのくらい入ってくるかは分からないので、相場も荒れてます。夢と恐怖のぶつかり合いです。ただ、AppleやGoogleは、パズドラ、グラブルでもなんでも有料課金してもらえれば、一定の料率が入ってきます。

 

こんな美味しい商売ないですよね。バフェットが言っている「関所型」企業のパターンです。そういえば、バークシャーハサウェイがApple株購入してましたが、現代の関所企業を抑えているのかもしれません。

 

AppleもGoogleも本業は別にありますが、このビジネスは相当に高収益かつ代替されるリスクが少ない気がしています。

 

このあたりを抑えておけば、投資については放置でも良さそうな気がしてきました。

 

2.指標面ではどうでしょう

 

ではせっかく頂いた、米国会社四季報から指標面だけ参考にしてみます。

 

Apple (AAPL)

・予想PER 11.51 

・予想ROE 41.71

・予想営業利益率 28.7%

・予想配当利回り 2.06%

・時価総額 587,559百万ドル(約58兆円)

 

デジタル機器開拓者ではあるものの、itunes含めたプラットフォームもたくさん保有。FCFも潤沢。余剰資金は株主積極還元で、利回り2%あり。IPhoneが売れすぎた反動はちょっと怖いですが、営業CF8兆円、投資CF5兆円と日本企業が束になっても敵わない金額を稼ぎ、投資しています。投資5兆打てるって、アメリカのベンチャーがIPO目指さず買収されるのを期待するのも分かります。IPOするより高値で売れそうですからね。

 

Alphabet(GOOGL)

・予想PER 21.64

・予想ROE 20.13

・予想営業利益率 33.8%

・予想配当利回り 0%

・時価総額 513,956百万ドル(約51兆円)

 

検索エンジン世界首位。Youtube、Gmail始め、生活に溶けこみまくっている超優良企業。個人的には、プラットフォームビジネスナンバー1の会社だと思っています。私も押し目と円高を待っているものの、ちょっとずつ投資している会社です。

 

 

この両社が任天堂関連として取り上げられることはないでしょうが、ゲームは流行りすたりがあっても、この2社のプラットフォームは暫く最強のままでしょう。両社とも本業は別にありますが、世界ナンバー1の商品とサービスばかりで、やっぱりアメリカに浮気したくなる気持ちが強くなっています。

 

世界中のマネーが集まっており、指標面では割高な印象も強いのがアメリカ株。それは世界的な比較の中であまり悪い要因もないからで順張り向き。日本はあまりにも悲観的に売り込まれている株が多く、逆張りなら日本株だと思っています。

 

さてそろそろPokemon Goの登録作業に取り組んでみます!

それでは良い週末を~