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「帝国の慰安婦」・朴教授、市民参加の裁判要求
【ソウル=共同】旧日本軍の慰安婦問題を扱った著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦らの名誉を毀損(きそん)したとして在宅起訴され、20日に初公判を迎える朴裕河(パク・ユハ)・韓国世宗大教授は19日、自身のフェイスブックで、日本の裁判員裁判に近い「国民参与裁判」の実施をソウル東部地裁に申請したと明らかにした。地裁は初公判までに実施の適否を判断する可能性がある。
朴氏は「どうせこの裁判は世論(の影響を受ける)裁判」と記述。取材に「元慰安婦支援団体の声が強力な世論を形成している現状は(自身に)不利だし、自分の考えを広く世に問うべきだと考えた」と語った。
朴氏は一方、刑事裁判とは別に、同書の記述で元慰安婦らの名誉を傷つけたとして朴氏に賠償を命じた13日のソウル東部地裁判決について、不服として19日に控訴したとも明らかにした。