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トール・ハルヴォルセン氏 |
2005年米国ニューヨークに人権財団(Human Rights Foundation、HRF)を立ち上げて世界の反体制・人権活動家を支援する活動をしている。彼はチェコの反独裁運動を率いたバツラフ・ハベル元大統領を賛えて「バツラフ・ハベル国際人権上賞」も制定した。ミャンマーのアウンサン・スーチー氏などが主な受賞者だ。
最近のハルヴォルセン氏の主な関心事は北朝鮮だ。ハルヴォルセン氏が今月19日、4日間の日程で訪韓した。北朝鮮に韓国ドラマや映画を入れた移動式保存装置(USB)をドローンで飛ばしてばらまくプロジェクトに参加するためだ。訪韓したハルヴォルセン氏は政府関係者や韓国内の北朝鮮関連団体と接触した。昨年は自由北朝鮮運動連合の朴相学(パク・サンハク)代表とともにヘリウムガスを充填した風船に対北ビラやUSBなどを取り付けて飛ばしたりもした。20日、インタビューに答えたハルヴォルセン氏は「対北朝鮮ビラ風船に衛星利用測位システム(GPS)装置も取り付けてみたが今はドローンが最も安全で効率的」とし「昨年も韓国内の脱北者団体と協力して1000個のUSBをドローンを通じてばらまいた。ことしも同じ目標」と話した。
しかし、彼の活動については韓国内では賛否両論がある。北朝鮮が対北朝鮮ビラ散布に反発して報復打撃をちらつかせているところに、ドローンを通じて北朝鮮に物資を流入させた場合、航空法違反になる可能性もあるためだ。ハルヴォルセン氏は「北朝鮮の変化のためにドローンとビラを飛ばすだけで、今後は慎重を期しながら効率的に関連活動を続けていく」と話した。