訪日外国人旅行者の消費額 過去最高も1人当たりは減
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日本を訪れた外国人旅行者がことし4月から先月までの3か月間に買い物や宿泊などに使った金額は推計で9500億円余りと、この時期としては過去最高となりましたが、1人当たりの消費額は去年の同じ時期を下回り、いわゆる「爆買い」の減速がうかがえる結果となりました。
観光庁は、日本を訪れた外国人旅行者が買い物や宿泊などに使った消費総額を3か月ごとに発表しています。
それによりますと、ことし4月から先月までの3か月間の消費総額は、外国人旅行者の数が増えたことから、去年の同じ時期より7.2%増えて9533億円と、この時期としては過去最高となりました。
しかし、外国人旅行者1人当たりの平均の消費額は15万9930円と、前の年の同じ時期より9.9%減少し、2期連続で前の年を下回りました。これを国や地域別でみますと、中国が21万9996円と22.9%の大幅な減少となったほか、台湾が14.4%、シンガポールが13.4%、それぞれ前の年の同じ時期を下回りました。
これは、円高で高額な商品を買い控える動きが強まったほか、中国政府が海外の商品を国内に持ち込む際の税金を引き上げたことなどによるもので、いわゆる「爆買い」の減速がうかがえる結果となりました。
これについて、観光庁の田村明比古長官は会見で、「特定の国の経済状況や為替相場の動向に外国人の消費が左右されないよう、新たな市場開拓や商品の開発が必要だ」と述べました。
それによりますと、ことし4月から先月までの3か月間の消費総額は、外国人旅行者の数が増えたことから、去年の同じ時期より7.2%増えて9533億円と、この時期としては過去最高となりました。
しかし、外国人旅行者1人当たりの平均の消費額は15万9930円と、前の年の同じ時期より9.9%減少し、2期連続で前の年を下回りました。これを国や地域別でみますと、中国が21万9996円と22.9%の大幅な減少となったほか、台湾が14.4%、シンガポールが13.4%、それぞれ前の年の同じ時期を下回りました。
これは、円高で高額な商品を買い控える動きが強まったほか、中国政府が海外の商品を国内に持ち込む際の税金を引き上げたことなどによるもので、いわゆる「爆買い」の減速がうかがえる結果となりました。
これについて、観光庁の田村明比古長官は会見で、「特定の国の経済状況や為替相場の動向に外国人の消費が左右されないよう、新たな市場開拓や商品の開発が必要だ」と述べました。