日ロ経済相 ８項目の協力プラン具体化急ぐことで一致7月19日 20時36分

林経済産業大臣は、来日しているロシアの経済発展相と会談し、ことし５月の日ロ首脳会談で日本側が提案したエネルギー開発など８項目の協力プランの具体化を急ぐことで一致しました。

ロシアのウリュカエフ経済発展相は、日本の企業関係者らとの意見交換のため来日していて、１９日午後に経済産業省で林経済産業大臣と会談しました。
この中で林大臣は、ことし５月の日ロ首脳会談で日本側が提案した石油、ガスなどのエネルギー開発や、極東地域の産業振興など８項目の協力プランについて、「ことし９月に予定されている日ロ首脳会談に向けて、協力し具体化していきたい」と述べました。
これに対して、ウリュカエフ経済発展相は「プーチン大統領から具体化の指示を受けている」と応え、ロシア側としても首脳会談に向けてプランの具体化を急ぐ考えを示しました。
会談では、協力プランに含まれる中小企業の振興策の一環として、ロシアでのインターネット取引の拡大を日本政府が支援していくことを確認し、経済産業省ではこうした連携を通じて、日本の中小企業のロシア進出につなげていきたいとしています。