土用のうしの日前にうなぎの輸入がピーク 成田空港

土用のうしの日前にうなぎの輸入がピーク 成田空港
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今月30日の土用のうしの日を前に、成田空港では、中国や台湾からのうなぎの輸入がピークを迎えています。
成田空港では、日本に輸入されるうなぎのおよそ6割が取り扱われていて、毎年、土用のうしの日を前にしたこの時期に、中国や台湾からの輸入が急増します。
19日は、千葉県成田市のうなぎ専門の輸入会社が、税関職員の立ち会いのもと、台湾から到着した養殖うなぎおよそ1トンの輸入手続きを行い、生きたうなぎを箱からおけに移しました。
この会社によりますと、ことしは国産のうなぎの流通量が少なく、値上がりしている影響で、輸入うなぎの仕入れ値も去年より3割ほど高い1キロ4000円前後で推移していて、特に中国産のものは国産に近い高値がついているということです。
この会社は、今月1か月間でほぼ例年並みの50トン程度の輸入を見込んでいて、今月末まで輸入のピークが続くということです。
輸入会社の西勝光治社長は「ことしはうなぎの稚魚の生育がよく、身がふっくらとした例年になく質のよいものが入っています。これから暑くなるので、多くの人においしいうなぎを食べてほしい」と話していました。