香港「雨傘運動」当時の学生団体代表らに有罪判決
香港の裁判所は21日、「雨傘運動」と呼ばれた大規模な抗議活動を主導した当時の学生団体の代表ら3人に対し、違法な集会に参加した罪などで有罪判決を言い渡しました。
香港では、おととし、大勢の学生などが民主的な選挙の実現を求めて2か月余りにわたって大規模な抗議活動を行いましたが、そのきっかけとなった集会を巡って、香港政府は去年8月、主導的な役割を担った3人を違法な集会に参加した罪などで在宅のまま起訴していました。
起訴されていたのは、いずれも当時の学生団体の代表、周永康被告と幹部の羅冠聡被告、それに別の学生団体の代表、黄之鋒被告で、香港の裁判所は21日、3人に対し有罪判決を言い渡しました。
量刑は、執行猶予がつくかどうかの判断を含めて、来月15日に言い渡されます。
3人は、有罪判決が言い渡されたあと、記者団の取材に応じ、このうち羅被告は「香港政府は、平和的な集会への引き締めを強め、市民の権利を抑え込むためにあらゆる手段を使っている」と述べて香港政府を批判しました。
羅被告は、ことし9月に行われる、香港の議会に当たる立法会の選挙への立候補を表明していて、量刑しだいで立候補の資格が失われる可能性もあり、今回の裁判が選挙にどのような影響を与えるのかが注目されています。
起訴されていたのは、いずれも当時の学生団体の代表、周永康被告と幹部の羅冠聡被告、それに別の学生団体の代表、黄之鋒被告で、香港の裁判所は21日、3人に対し有罪判決を言い渡しました。
量刑は、執行猶予がつくかどうかの判断を含めて、来月15日に言い渡されます。
3人は、有罪判決が言い渡されたあと、記者団の取材に応じ、このうち羅被告は「香港政府は、平和的な集会への引き締めを強め、市民の権利を抑え込むためにあらゆる手段を使っている」と述べて香港政府を批判しました。
羅被告は、ことし9月に行われる、香港の議会に当たる立法会の選挙への立候補を表明していて、量刑しだいで立候補の資格が失われる可能性もあり、今回の裁判が選挙にどのような影響を与えるのかが注目されています。