日英外相が電話会談 ＥＵとの交渉の見通しを7月20日 21時00分

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岸田外務大臣は、今月就任したイギリスのジョンソン外相と初めて電話で会談し、イギリスがＥＵ＝ヨーロッパ連合からの離脱を決めたことで、現地の日系企業に影響が出ないようにＥＵとの交渉の見通しを明確に示すことを求めました。

岸田外務大臣は、今月、外相に就任したジョンソン氏と２０日午後、初めて電話で会談し、イギリスが国民投票でＥＵからの離脱を決めたことについて、「現地の日系企業に悪影響が出ないように円滑な活動を確保するためにも、ＥＵとの今後の交渉の見通しを明確に示してほしい」と述べました。
これに対しジョンソン外相は、「ＥＵとの関係は、今後、基本方針を策定して方向性を示したい。イギリスは、日本からの投資を重視しており、日系企業への対応は第１の優先事項だ。開かれた市場であり続けるべく取り組んでいく」と応じました。
そのうえで両外相は、日英両国がアジアを含む国際社会で、法の支配に基づく平和と繁栄に引き続き積極的に貢献していくことで一致しました。
会談のあと、岸田大臣は記者団に対し、「イギリス政府との間で、しっかりと意思疎通を図り、ＥＵからの離脱に関する情報を共有することが重要だ。ジョンソン外相と信頼関係を築くため、できるだけ早い時期に直接会談する機会を持ちたい」と述べました。