米 自動運転の安全性確保でメーカーと連携強化へ

米 自動運転の安全性確保でメーカーと連携強化へ
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アメリカで、安全性への関心が高まっている自動運転についてのシンポジウムが開かれ、フォックス運輸長官は、自動運転の安全性の確保に向けて自動車メーカーとの連携を強化する考えを示しました。
アメリカのサンフランシスコで19日、自動運転についての大規模なシンポジウムが3日間の日程で始まり、アメリカのフォックス運輸長官が講演しました。
この中でフォックス長官は「自動運転が安全だと消費者に納得してもらうために、開発や試験の段階で当局と自動車メーカーがもっと一体となって厳しく取り組む必要がある」と述べ、自動車メーカーとの連携を強化する考えを示しました。
アメリカでは、テスラモーターズの車が自動運転の機能を使用中にトレーラーに衝突する死亡事故が起きて以降、自動運転の安全性への関心が高まっています。フォックス長官はこの事故への直接の言及を避けながらも「消費者の行動は時に最先端の機能を過信して、メーカー側の想定を超えることがある」と指摘し、すでに一部で自動運転の機能を実用化しているメーカーに対し注意を呼びかけました。
アメリカ運輸省は、自動運転に関するガイドラインを取りまとめ、近く発表する予定です。