米 北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く非難

米 北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く非難
アメリカ、ホワイトハウスの報道官は、北朝鮮が19日に日本海に向けて弾道ミサイルを発射したことを強く非難するとともに、北朝鮮に自制を求めるため、日本などの関係国と国連の場で対応を協議していく考えを示しました。
北朝鮮は19日、3発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射し、アメリカ軍は、短距離弾道ミサイルの「スカッド」と中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられると発表しました。
これについて、アメリカ、ホワイトハウスのアーネスト報道官は19日の会見で、「一連のミサイル発射は国連の安全保障理事会の決議違反であり、強く非難する」と述べ、今月9日のSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルとみられるミサイルの発射も含めて強く非難しました。
また、アーネスト報道官は「北朝鮮はこれまでになく孤立し、国際社会はこれまでになく団結している。この状況が北朝鮮にとって国際社会に再び加わる選択につながるよう期待する」と述べ、挑発行為を止めるよう改めて迫りました。そのうえで、アーネスト報道官は、北朝鮮に自制を求めるため、日本や韓国、中国などと国連の場で対応を協議していく考えを示しました。
北朝鮮によるミサイル発射を巡っては、国連安全保障理事会の議長国を務めている日本も、発射を非難する声明の取りまとめに向けて調整を急いでいます。