北朝鮮 弾道ミサイル発射訓練を実施と発表

北朝鮮 弾道ミサイル発射訓練を実施と発表
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北朝鮮は、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、韓国への先制攻撃を想定した弾道ミサイルの発射訓練を行ったと20日朝、発表しました。日時などは明らかにされていませんが、19日に日本海に向けて行った弾道ミサイル3発の発射を指しているとみられます。
これは北朝鮮の国営メディアが20日朝、伝えたもので、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、北朝鮮軍でミサイル運用を担う戦略軍が弾道ミサイルの発射訓練を行ったということです。
訓練の想定は「アメリカの核戦争の装備が投入される南側の港や空港などへの先制攻撃だ」として、韓国を標的にしたものだと明らかにしたうえで「設定された高度で弾道ミサイルに搭載した核弾頭の爆発制御装置の動作を改めて確認した」と伝えています。
20日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」には訓練の写真が大きく掲載され、ミサイル3基が1列に並んでいる様子や、オレンジ色の炎を噴き出して上昇するミサイルを見上げるキム委員長の姿などが写っています。
訓練の日時や場所は明らかにされていませんが、北朝鮮が19日、朝鮮半島の西側のファンヘ(黄海)北道ファンジュ(黄州)付近から日本海に向けて行った弾道ミサイル3発の発射を指しているとみられます。
北朝鮮は、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国への配備に強く反発しており、今回の訓練を通じて米韓両国を強くけん制するねらいがあるとみられます。