工藤会系幹部を韓国警察が逮捕 覚醒剤所持容疑など

韓国の警察は19日、福岡県警が国際手配していた特定危険指定暴力団工藤会系の暴力団幹部の男を、韓国南部で覚醒剤1キロ近くと拳銃1丁などを隠し持っていた疑いで逮捕したと発表しました。
逮捕されたのは、特定危険指定暴力団工藤会系の暴力団幹部で韓国籍のキム・ジョンボク(金正福)容疑者(44)です。
韓国南部のプサン地方警察庁によりますと、キム容疑者は今月7日に、プサン(釜山)市内で、覚醒剤956グラムと拳銃1丁、それに実弾19発などを隠し持っていたとして、麻薬や銃刀などの管理法違反の疑いが持たれています。
韓国警察の調べに対し、キム容疑者は「拳銃は韓国人の知人から譲り受け護身用で持っていた」と話しているほか、「覚醒剤は中国から別の知人が持ち込んだものを先月に預かって、日本へ送る方法を探していた」として、いずれも容疑を認めているということです。韓国警察は、キム容疑者が去年1月下旬に韓国に入国し、その2日後に福岡県警が恐喝未遂や暴力団対策法違反の疑いで、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配したため、行方を探していたということです。