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組事務所無償貸与で業者に勧告

07月23日 09時52分

組事務所無償貸与で業者に勧告

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名古屋市の不動産業者が暴力団の事務所に使われることを知りながら、知り合いの山口組系暴力団の組長に名古屋市のビルの1室を無償で貸していたとして、愛知県の公安委員会は暴力団排除条例に基づき不動産業者に対して初めて勧告を出しました。
勧告を受けたのは名古屋市の59歳の不動産業者です。
警察によりますと、不動産業者はことし4月までの5か月間、知り合いの山口組系暴力団の組長に対し、事務所に使われることを知りながら名古屋市にあるビルの1室を無償で貸していたということです。
去年12月に、暴力団員が逮捕された事件の捜査の過程で、部屋が事務所として使われていることが分かったということです。
愛知県公安委員会は暴力団への利益供与にあたるなどとして、県の暴力団排除条例に基づき、22日、この業者に勧告を出しました。
この条例で不動産業者が勧告を受けるのは愛知県では初めてで、業者は「今後は絶対に条例を守ります」と話しているということです。

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