トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

馬場、悪天候で9時間半ラウンドも3オーバーでぐったり

2016年7月23日 紙面から

第1日、1番でティーオフする馬場ゆかり=伊豆大仁CCで

写真

◇センチュリー21レディス<第1日>

 ▽22日、静岡県伊豆の国市、伊豆大仁CC(6553ヤード、パー72)▽天候・雨、気温24・7度、東南東2・9メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽108選手(うちアマ6人)▽観客1163人

 濃霧の影響で競技の進行が遅れ、午前7時30分の第1組でスタートした馬場ゆかり(33)=ミュゼプラチナム=は13番で約3時間も待たされるなど、ホールアウトしたのは午後5時。日没サスペンデッドのため42人がホールアウトできず、第2日は午前6時50分から第1ラウンドの残りを開始し、第2ラウンドは午前7時10分にスタートする。プレーを終えた選手では若林舞衣子(28)=ヨネックス、青木瀬令奈(23)=三和シヤッター工業、O・サタヤ(タイ)の3アンダーがトップだった。

 朝一番でスタートしながら、18ホールを回り終えたのは夕方だった。アウトスタート第1組のスタートで、通常ならプレー時間は4時間余り。それが、ホールアウトまで約9時間30分もかかった馬場は「アウトの先頭でスタートしたのに…。こんなに長くかかったのは初めて」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

 競技開始前から一部のホールに濃い霧が立ち込めていた。インスタートの組が、特に霧の濃かった13番や17番などで競技を進められなくなり、数組がまとまって待機する形となった。そこにアウトスタートの組が追いつき、さらに「渋滞」が激しくなった。

 馬場は12番で約30分、13番のティーグラウンドでは他の2組とともに約3時間も待たされた。「13番で待っている時は、12番(のティーグラウンド近く)のトイレに2度も戻った。キャディーさんが売店で食料を調達してくれたので、何とか空腹をしのぐことができました」。霧雨の中で延々と待たされ続け、1時間後に車を要請。やっとワゴン車の中で人心地つくことができた。

 霧の状態を見ながら少しずつ競技を進めたが、「一瞬、前が見えてもすぐに霧が来るので打つには勇気がいる」とリズムが狂った。さらに、待たされた間に冷えた体は言うことを聞いてくれなかった。通算1オーバーで再開したものの、いきなり13番でボギー。16番でもボギーをたたいて3オーバーとなり、「体が動かなかった。本当に悔しくて、何をやってるんだか、と思った」と、悪天候に振り回された一日を残念そうに振り返った。 (堤誠人)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ