蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】首都圏から釜石W杯を応援しよう 町田で釜石産わかめの給食に舌鼓2016年7月23日 紙面から 首都圏から釜石を応援するぞ! 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開催都市で、最も人口の少ない岩手県釜石市を、首都圏から応援するアクションがこの夏続々と起こった。東京都町田市は、釜石シーウェイブスを招待してチャリティーマッチを開催。新日鉄釜石V7時代のOBを中心に活動するNPO法人スクラム釜石は自転車で、東日本大震災の東北の被災地沿岸を走りながら釜石W杯成功をアピールした。リオデジャネイロ五輪は開幕目前だが、3年後のラグビーW杯に向けた思いも熱い! (大友信彦) 7月11日、町田市立鶴川第三小学校の教室で、大きな体を小さな机に押し込むようにして、屈強なラグビー選手が子どもたちと一緒に給食を食べていた。 「このわかめ、ホントにおいしいね!」 選手たちの声が教室に響く。学校を訪れていたのは、日本代表で3度のW杯に出場した小野沢宏時(38)、日本代表元主将の菊谷崇(36)らトップリーグ(TL)・キヤノンの選手9人。この日は、8月6日に市内のキヤノングラウンドで行われるチャリティーマッチ、キヤノン−釜石シーウェイブスのタイアップ事業として、釜石産のわかめを使った学校給食を実施。それにあわせてキヤノン選手の学校訪問とラグビー教室が実現したのだ。 昨年7月、南アフリカからスーパーラグビーの強豪、ブルズを招いて国際親善試合を開催した町田市は、19年W杯ではキャンプ地誘致を目指している。ブルズ戦実現に奔走した中大ラグビー部出身の河辺康太郎市議は「19年W杯の成功は、釜石での開催成功あってこそだと思う」と力説する。市には釜石市に隣接する大槌町に行政支援で赴任していた職員もいて、釜石のスタジアム建設資金が不足しているという情報を得ていた。 「復興財源、一般財源には手を付けずにスタジアム建設を賄おうとして苦労していることを知り、お手伝いしたいと思った」と同市議。今回の試合は入場無料だが、会場での募金や出店、チャリティーオークションなどの売り上げは、経費を除いて、釜石市がスタジアム建設と次世代のスポーツ交流のために立ち上げた「釜石市ラグビーこども未来基金」に寄付されるという。 釜石シーウェイブスの桜庭吉彦GMは「TL昇格を目指しているわれわれにとって、TLのチームと対戦できて、地域にも貢献できる大変ありがたい機会をいただき光栄です。もちろんベストメンバーで臨みます」と言い切った。 真夏の夜の町田から被災地・釜石への熱いエール。キックオフは8月6日午後5時だ。 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
|