ポケモンGO配信で“歩きスマホ”が急増

ポケモンGO配信で“歩きスマホ”が急増
ポケモンGOの配信が始まって初めての週末となった23日、東京・秋葉原で、歩きながらスマートフォンを操作するいわゆる“歩きスマホ”の割合を調査したところ、1年前に比べ、3倍以上に急増したことが、筑波大学の研究グループの調査で分かりました。
筑波大学医学医療系の徳田克己教授の研究グループはポケモンGOの登場で、“歩きスマホ”の割合がどのように変化しているか、東京・千代田区のJR秋葉原駅周辺で調査を行いました。
調査は、秋葉原駅のホームと、駅舎の外、駅前の横断歩道の3か所で行われ、1年前の去年7月12日に同じ場所で行った調査結果と比較しました。
その結果、すべての歩行者に占める歩きスマホの割合は、3か所いずれも増えていて、中でも駅舎の外は、7.3%だった去年7月に比べ3倍以上の24.1%に急増したことが分かりました。
研究グループによりますと、人の行き来が多い場所で立ち止まって画面を操作する人や、2、3人が横に並んで画面をのぞき込む様子などが確認できたということです。
調査を行った徳田教授は、これまでも“歩きスマホ”の危険性について指摘していて、「ポケモンGOの登場で“歩きスマホ”が急増し、状況が一変した。重大な事故などが起きる前に注意を呼びかけるだけではなく、なんらかの対策を検討する必要があるのではないか」と話しています。