東村アキコは『海月姫』『東京タラレバ娘』『かくかくしかじか』などが代表作にある人気漫画家である。
自身の経験を元にしたコミックエッセイや恋愛漫画、笑えるギャグなどが持ち味の漫画家である。
そんな人気漫画家の東村アキコのおすすめ漫画をまとめてみた。
どの漫画も作者の持ち味が存分に生かされた面白い作品となっている。
それではどうぞ。
「東村アキコ」のおすすめ漫画まとめ
海月姫
ヲタク女子のヲタク女子によるヲタク女子のための「本格腐女子漫画」。
クラゲが大好きの女の子・倉下月海が暮らすアパートは男子禁制・ヲタ女子オンリーの「天水館」。
ある日、月海が溺愛するクラゲ・クララのピンチを救ってくれたおしゃれ女子を部屋に泊めたら、そのおしゃれ女子の正体が女装男子だった。
このことをきっかけとして、月海はこの女装男子に振り回される日々を送ることになってしまった。
とあるヲタク女子とその仲間たちにスポットライトを当てた作品となっている。
実写映画化もされた人気作。
(出典:『海月姫』)
かくかくしかじか / 全5巻
漫画家・東村アキコによる自身の高校生・美大生時代と絵の恩師との関係を描いた作品。
竹刀を持った絵画教師にしごかれまくる。
人気漫画家になるまでの道のり、美大生の生態の部分は面白おかしく笑える。
逆に、先生との関係は感動的でもある。
最終巻は涙無くしては見られない。
笑いと涙の詰まった自伝コミックエッセイ。
全5巻で完結済み。
(出典:『かくかくしかじか』)
雪花の虎
上杉謙信には実は”女”だった説がある。
「越後の虎」と言われ武田信玄とのライバル関係や、敵対していたにも関わらずに情けをかけた「敵に塩を送る」などが有名でファンも多い戦国武将である。
この説には俗説だったと笑えないほどの明確ないくつもの根拠が存在する。
上杉謙信”女説”を本気で描いた漫画が『雪花の虎』である。
幼少期からの女・上杉謙信の人生が描かれた歴史漫画となっている。
(出典:『雪花の虎』)
東京タラレバ娘
タラレバばかり言ってたらこんな歳になってしまった。
そんなにイケていないはずじゃないのに気づいたらアラサ―になっていた倫子。
6年後の東京オリンピックまでには結婚したいと思うけど…。
三十代独身女子にとってはかなり過酷で残酷な漫画。
作者もその気でこの漫画を描いたようだ。
(出典:『東京タラレバ娘』)
三十代独身女子、言ってしまえば「行き遅れ女子の恋」を題材にしている。
ギャグっぽい部分も多いが、主人公たちがとにかくどんどんとひどい方向へと追い詰められていく。
該当する人は読まない方がいいかもしれない。
他人事の人にはお腹がよじれるほどに笑える漫画。
(出典:『東京タラレバ娘』)
白い約束 / 全1巻
絹子は大学生。
高校の時にひとめぼれした鳥羽くんのことが忘れられない。
「好きだ」と言い残し、突然夜逃げしてしまった彼を待ち続ける絹子に、親友マキも呆れ顔で。
表題作「白い約束」を含む「ヒッチハイク」「フルーツこうもり」「私がネコ派になったわけ」の4編を含む短編集。
東村アキコの短編集。
「フルーツこうもり」は『かくかくしかじか 』の話の中にも出てきているデビュー作である。
どれを読んでもときめきを感じてしまうような物語となっている。
全一巻で完結済み。
(出典:『白い約束』)
ママはテンパリスト / 全4巻
人気漫画家・東村アキコによる笑える育児エッセイ。
漫画連載を多数かかえる人気漫画家の作者は、初育児に毎日テンパりまくり。
息子ごっちゃんの、予想を裏切る驚愕リアクションの数々に疲れさせられたり、癒されたり...。
ごっちゃんに0〜6歳までを描いてある。
育児のことを知ることができるし、さらに笑えて完成度の高い漫画。
これさえ読めば、子育ての予習ができてしまう。
全4巻で完結済み。
(出典:『ママはテンパリスト』)
ひまわりっ 健一レジェンド/全13巻
美術大学を卒業したものの、超就職氷河期のせいで就職先もなく、結局父親のコネで同じ会社に就職することになったアキコ。
そんな彼女の父親とは、会社で菓子パンをむさぼり、他人の話を聞かず、分かりづらい逆鱗をいくつも持つ、先の読めない男・林健一。
彼の伝説とそれに振り回されるアキコの日々を描いた漫画となっている。
もう一人の健一でアキコが気になっている、植木屋の好青年も登場する。
作者本人とその父親を模したキャラクターを使った笑える作品となっている。
全13巻で完結済み。
(出典:『ひまわりっ ~健一レジェンド~』)
主に泣いてます/全10巻
生まれ変わったらブスになりたい
明るくて 面白くて 誰からも愛される素敵なブスに
絵画モデル・紺野泉は有り余るほどの美人であり、その美貌故に不幸になってきた。
男の前に姿を見せただけで惚れられてしまい、様々なトラブルを巻き起こしてきた。
そして、彼女は叶わない恋、不倫をしている。
絶世美女の涙無くしては見られないモテない人を目指す”非モテ道”を描いた漫画。
彼女は幸せになれるのか?支えてくれる仲間たちと共に真の幸せを目指していく。
全10巻で完結済み。
(出典:『主に泣いてます』)
美食探偵
事件のカゲには食があり、食の裏にはナゾがある。
イケメンで美食家、探偵事務所をやっている名探偵・明智五郎は今日も美味しいご飯を食べながら依頼人からの調査をこなす。
彼の周りで起こる事件は”グルメ”にまつわること。
食・料理・食べ物を動機やトリックとした事件を今日も華麗に解決していく。
ワゴン販売のお弁当屋さんをする小林苺をワトソン役として日本中を駆け巡る。
(出典:『美食探偵』)
メロポンだし!/全7巻
夢は地球で芸能人になること。
地球のテレビ番組が好きすぎて、テレビ業界の人になりたいと思った宇宙人・メロポンは、芸能人へとスカウトされるために原宿へと舞い降りた。
そして、彼を最初に見つけてしまった便利屋さんは、なんだかんだで彼の面倒をみることになってしまった。
メロポンは芸能人になれるのか?メロポンの戦いの日々を描いたギャグ漫画となっている。
全7巻で完結済み。
(出典:『メロポンだし!』)
まとめ
というわけで、「東村アキコ」のおすすめ漫画をまとめてみた。
連載中と完結済みの漫画の両方が含まれているが、どれも面白い名作・傑作・人気作ばかりである。
自身の経験を描いたコミックエッセイや恋愛漫画に笑える描写が持ち味の漫画家である。
その作品も切れ味抜群なので、興味がある人は是非読んでみてください。
(出典:『かくかくしかじか』)