ニュース特設 東京都知事選 第一声全文
中川暢三 候補(無・新)
今回は私は15年ぶりでこの東京都の地で立候補させていただきました。15年前のちょうど参議院選挙に私は当時の勤務先在職のまま、管理職の立場でですね、有給休暇2週間をとって、全額ポケットマネー、僅か20万円の選挙費用で政策本位の選挙、政治とカネの問題を批判し、政策本位の金をかけない選挙の重要性を訴えて、政策本位でまちづくりをしていかなければならないという、そういう参議院選で政策提言をさせていただきました。
今回もやはり政治とカネの問題が起きました。各政党が政治するのにお金に依存しております。お金に基づいてお金の力で組織を動かし、そういう選挙をやっているから、いつまでたっても政治とカネの問題が起きるわけです。私はこの東京は自分を育ててくれた第二の故郷だと思っております。通算で23年間この東京に住み、民間企業に勤め、ビジネスの世界でしっかりと納税も済ませてきました。大田区や目黒区や豊島区に住んで、そして港区の会社で働いてきました。東京の大規模な都市開発、恵比寿ガーデンプレイスのような大きな都市開発や、羽田空港跡地の周辺の開発、そして国有地の利活用など、さまざまな東京の街づくりに関与してきました。それゆえ首都の重要性、東京が抱えている課題のさまざまな部分を私は熟知していおります。東京のインフラの状況もよく分かっております。交通のネットワークの大切さもよく認識しております。私は千代田区に本籍を置き、いま港区南麻布に住まいを構えて選挙戦に臨んでおります。政策本位の政治、政策本位の選挙を実行するために、私は早稲田大学のパブリックサービス研究所で、公会計や資産マネジメントの重要性の勉強をしております。また東洋大学では公民連携についても研究をしております。この研究の成果がぜひ東京でいかせれば、この東京はもっと効率的で市民の皆さんの利便性高めて、また市民の皆さんの税負担を抑えてですね、世界からヒト、モノ、カネを集めて元気な東京、日本全体を引っ張っていける東京になると信じております。
今回の選挙に関しては、各政党が直前まで候補者を決められませんでした。候補者の名前が出ては消え、消えては出てきて、結局直前になっておりられた方もいらっしゃいます。決められない政治、政党政治の限界がもう見えてきたように思います。政党の対立から東京の自治を市民の手に取り戻しましょう。自治の主役は市民なんです。市民の皆さんがもっと主体的に投票を通して政治に参加して、よい政治家を選びましょう。そして選んだ政治家が公約をしっかりと実行しているかどうかをチェックする責任が私たち有権者、市民の皆さんにあるわけです。私の強みは23年間、民間の企業で都市開発や企業の資産マネジメント、そして公共試算の活用の分野で仕事をしてきました。
国立競技場の整備計画についても、あんなお粗末なやり方ありません。現場を知っている私であれば、もっと低コストでもっと質のいいものができたと思います。現場を知らない上の役人が、あるいは政治家がいろんなコミットをしていくことが問題だと思います。私の強みは民間で資産マネジメントの仕事をしてきたこと、建設関係、都市開発の仕事をしてきたこと、また行政で都市計画や、その他の行政手腕を発揮してきたこと、これが私の強みだと思っております。兵庫県の加西市で市長を2期務め、そして大阪の北区長を務めました。今回、官民の豊かな経験を生かして、東京都を今混乱している東京都政を立て直して、東京の資源、すばらしい人材や資金力やそして世界の情報が集まっているこの東京のよさを引き出せるようなトップマネジメントをできるのは誰かと考えたら、大臣経験者や国会議員ではできません。むしろ現場の問題を知り、現場でいろんなアイデアを出せる人間が、優秀な都庁の職員と一緒になって都民の皆さんのための最先端の行政を取り組んでいければと思っております。
私は金をかけずに政策本位の選挙を実践しております。そして政治とカネの問題の根幹が政党政治にあるんだと、政治家の倫理観の欠如にあるんだと、あるいはそれを規制している政治資金規正法がザル法であることに問題があるんだということの認識のもとに、私はこれまで完全な無所属無党派を貫いております。金をかけない自分のサラリーマン時代の蓄積の中だけで自己資金で戦っております。私には組織力も資金力もありません。しかし政策と実行力、そして個人の力量では誰にも負けない自信があります。23年間の民間ビジネス、あるいは会社人生に終止符を打って、私は日本の政治を立て直すことに自分の一生を第二の人生を懸けました。公に尽くして生きることの尊さを自覚しております。志と使命感、そして倫理観、誰にも負けません。そして身ぎれいさでは私は今回の候補者の中で一番だと思っております。
官民の豊かな経験を生かして、現場にすべての問題があります。しかし現場にすべての解決策があるんです。現場を知っている私だからこそ大きな改革ができます。例えば東京都、年間14兆円近い予算で動いています。東京都の年間の総予算は約14兆円弱です。その14兆円の予算の例えば2%でも生産性を上げることができれば、都民ひとり当たり、赤ん坊からおじいちゃんまで、ひとり当たり年間2万円の減税が可能なんです。また東京都には33兆円の総資産があります。正味財産としても25兆円があるんです。この25兆円の正味財産の有効活用ができれば、さらに新たな財源が生まれるわけです。固定資産税にしても経済の状況にかかわらず、固定資産税というのは高値で安定してしまうんです。その固定資産税を私は1割を努力目標として減税することも公約にうたっております。東京都政が一部の政党が牛耳って、古参の議員が都政を影で動かしている、こういう権力構造を改革するには、今まで投票に行かない政治に関心のない、しかし良識のある無党派の皆さんが動いてくれなければなりません。私ひとりでは何もできません。改革のアイデアはあります、また実行力もあります。さまざまなほかの候補者では考えられないような政策をたくさん持っております。しかしそれを実行するには有権者の皆様、良識のある賢い有権者の皆様が政策本位で私を認めていただいて、バックアップしていただけなければ何もできません。
議会に都議会にもっと新しい風を吹かせよう。若い人が参入できるようにしよう、政治に今まで関係のなかった良識ある民間人に入ってもらおう、そういうことをしようとしたときに、政党の政治、邪魔するんですね。私は東京都の都議会議員は通算で15年以上は議員をできないような議員定年制を設けようとしております。あるいは若くして志高く、都議会議員に立候補したけれども、残念ながら落選したという若者に対しては、一定の得票数があり本人が希望して面接にうかったら、3年間臨時職員として雇うということも条例化しようと思っております。私は知事の報酬を半額にします。そして知事の業績を第三者の委員会に委ねて、公会計の面から知事の業績を判定してもらおうと思っています。東京都が古い行政の仕方に固執しているかぎり、行政のイノベーションができません。私は行政の常識を変えるということを最大のテーマに、今回の選挙戦に臨んでおります。そのためにも官民の人事交流を積極的に進めます。行政の職員だけでも年間100人程度の人事交流をしようと思っております。官の悪いところ、民から見た官の悪いところを直す、そして官の事情を民間に理解してもらう、そういう官と民のオープンなイノベーションが、双方にとってメリットが大きいと思っております。そういうやり方によって日本一開かれた東京都政を実現したいと思っております。
私は昭和18年に東京都が誕生した背景を研究しました。当時の東京府と東京市が国策によって合併して、戦時中の国力結集というもとに東京都が誕生しました。東京23区は自治体としては中途半端な自治体です。私が大田区や目黒区やあるいは豊島区で生活し、港区の企業で都市開発を担当していたころ、都市計画の決定が区単独ではできないんです。
普通の一般市であれば市長の権限で都市計画の決定ができるんです。それが東京都では、区の都計審、そして都の都計審と2段構えになっている、そんな権限をもっと基礎自治体である市区町村に移すことが大事だと思います。
福祉の問題も教育子育ての問題も、結局都がすべての権限を集中して、62の市区町村に平等にやらせようというところに無理があるんです。それぞれの市区町村のおかれている状況は違うんです。それぞれの市役所区役所には優秀な職員がいて、予算をもっと増やしてあげれば、権限を与えてあげれば、もっと融通のきいた市民に利便性の高い行政が実現できるんです。
私は都知事の権限を市区町村に移して、地域の人たちが、市議会区議会の人たちが、自分たちの町の運営のしかたを考えてもらう自治体にしたいと思っております。そういう意味では、大阪都構想とは逆のパターンになります。市区町村に権限を移す、特別区23区の権限をもっと強化して、一般の自治体に格上げしたいと思っております。
また東京には、集積のデメリット、廃棄物がたくさんあり、廃熱があり、大変住みづらいところです。逆にその集積のデメリット、集中のデメリットをメリットに変えていく、そういう環境行政に力を入れたいと思います。都市の廃棄物は資源です。地下水も地中熱も、あるいは都市の油田、いろんな太陽熱もあります。いろんなエネルギーを町全体で運営していく、シティーエネルギーマネジメントシステム、そういうものを導入し、効率的で快適で住みよく環境に優しい、エネルギーも効率も優れた環境首都を目指していきたいと思っております。
東京都には4人の副知事がいます。しかし民間の副知事もいません。女性の副知事もいません。私は女性の副知事をぜひ登用したいと思っております。民間からも副知事を招へいしたいと思っております。
また、東京都には教育や警察官も含めますと16万人の職員がいます。その職員を一人の知事が総合的にマネジメントできるはずがありません。この4人の女性副知事、民間人副知事も含めた4人の副知事のほかにですね、シティーマネージャーというのを置こうと思っております。そしてバジェットオフィサーというのもおきます。このシティーマネージャーやバジェットオフィサーというのは、欧米の自治体ではすでに設けられてるものです。名誉職としての知事のもとに、実際に都市経営にあたるシティーマネージャ−を置き、東京都の予算の全体をコントロールできる、事業をみながらコントロールできる、バジェットオフィサーを置こうと考えております。そうやって16万人の職員、また年間予算13兆円もの予算を持っている東京都をしっかりと運営していく自治体にしたいと思っております。
高齢者の皆さんのためには、安心して老後を健康で豊かに暮らしていけるように、一貫して、老後のサービスが受けられるCCRCという仕組みがございます。これをぜひ、東京で本格的なCCRCを整備したいと思っております。これも税金を使ってやるのではなく、公民の連携、PPPという手法でやっていこうと考えております。また環境政策の一環として、あるいは東京オリンピックにからむ関連施設の整備の手法の一環として、私は、公民連携、PPPという手法を積極的に活用するとともに、木造建築を増やしていこうと思っております。今や、60階建ての木造建築もできる時代なんです。技術的には可能なんです。その木造に国産材を活用することによって、東京の豊かな財源を地域の資源を調達するという意味において、都市と地方の連携ができるんですね。その象徴的な事業の一つが木造建築を都市で増やすことだと考えております。
また、各市町村がばらばらに運営されてる国民健康保険事業、これを一体運営できるようにいたします。最も私が私らしいアイデアとして都民の皆様にご理解いただきやすいのは、あの江戸城の天守閣を復元します。その復元をですね、普通なら税金を投入してやる、あるいは寄付金を募ってやる。それは誰でもできることなんです。私はそうじゃありません。公民連携というPPPという手法によって、民間の活力を引き出すことによって、民間の収益事業と抱き合わせることによって、江戸城の天守閣が復元できるんです。
今、東京都の交通インフラはじめ、下水道や、橋りょうや、あるいは上水道も、公共施設も、すべてが老朽化が進んでおります。都営住宅の老朽化も、あるいはそこに住んでる人たちの高齢化も進んでいます。全体的な都市のマネジメントが必要なんです。そういうことができる人は今の候補者の中には見あたりません。幸いにも私は大手建設会社で、建設の仕事、都市整備の仕事、インフラ整備の仕事、公共資産のマネジメントの仕事をしてきました。また、早稲田大学では公会計の研究、公共資産のマネジメント、また東洋大学では公民連携PPPの研究をしてきました。この研究、そして民間企業の経験、市長の経験を都民の皆様のために、そして日本の将来のために生かしていく所存です。
金をかけない選挙をしましょう、政策本位の選挙にしましょう、政党が主導した知名度だけで選ぶ選挙にはもう決別しましょう、それで都民の皆様はずっとだまされ続けてきたんです。実力のない、実行力のない、かいらい政権とも呼べるような知事を擁立して、その知事が2代にわたって問題を起こしてきたわけです。政治とカネで。金に身ぎれい、そして高い倫理感と使命感と、志のしっかりした候補者を選ぼうじゃありませんか。
私のように金もない、組織もない、しかし個人の力だけはある、人間力はある、経営の能力はある、そんな候補者が選ばれるような東京になれば、あるいは日本になれば、日本の政治はよくなると思います。東京をよくするには、創造的に新たな都市の価値を創造できる、そういうビジョンと解決策を持った、知事を選ぼうじゃありませんか。
私は行政のイノベーション、行政の常識を変えるというのを最大のテーマにしております。ICTを活用して、業務のしかたをそのものをみなおせば、役所の生産性は3割ぐらいは上げることができるんです。一気に無理だとしても、1割2割から上げていけるんです。その上げた生産性によって浮かした税金をこどもたちの将来のため、教育のため、子育てのため、そして福祉のために使おうじゃありませんか。そしてさらに浮かした税金を私は都民の皆さんに1人1万円の減税ということをお約束しております。
私が減税にこだわるのは、私の恩師である松下幸之助が、無税国家ということを提唱しました。役所がお金を、むだを省いて貯金を積み上げていけば、その利息で行政がまかなえるんです。この松下幸之助の無税国家を、多くの政治家はばかにしてきました。しかし考えてみてください。中国でもシンガポールでも、あるいは中東の産油国でも、みんな政府がそうやってお金を蓄えて、投資をして、新たにお金を生み出しているんですね。
東京都ならそれができるんです、豊かな税収があるんです、むだ遣いをやめましょう、必要なところにお金を回しましょう、そうすれば市民の皆様には利便性が高く、サービスの質が高い効率的な行政ができるんです。この行政を効率的にすることによって、税金をお返しできるんですね。僅か2%でいいんです、優秀な職員のやる気を引き出す、それだけで、労働強化じゃありません。職員にむだな仕事させない、歩留まりのいい仕事をする。トップである知事が責任をもって意思決定を早めていく、それだけで生産性が上がるんです。そういうことで最低でも1人年間2万円の減税をお約束しております。
固定資産税の課税も、今大規模な複合建築が増えて、その課税評価で手間取っているわけです。その課税評価を合理化することによって、その課税のコスト、評価のコストをですね、削減できれば、固定資産税の減税も可能なんです。行政はむだなことをしない。世界中の行政が、今東京の行政をみますと、規制が強い、手続きに時間がかかる、前例主義、こんなことでは行政が民間の足を引っ張ってるんです。
民間都市の主役、東京の主役は都民であり民間企業なんです。この民間の活動を活発化するためには行政が余計なことをしない、行政が先々を見越したビジョンを明確にして、民間や市民の活動がしやすいような環境作りをすることが大事なんです。
行政が問題を起こしていないか、よりよくするにはどうすればいいのかウォッチングしていくことが大事なんです。モニタリングが大事なんです。行政はそれ以上する必要がありません。特に都知事は、都下62の市区町村がしっかりと問題なく行政が運営されているかどうか、知事として個々の市町村にサポートすることはないか、予算は十分いきわたっているかどうか、効率的に使われているかどうか、そういう目くばせが大事だと思っております。そういう意味でも現場をしっかりと歩いて、現場の状況をよく理解している者が知事にならなければいけません。
政党主導でかつぎあげられた方にそんなことはできません。国会議員を長らくした人に、地方自治の現場のことなんか分かりません。現場の職員がどんな問題を抱えてどういうアイデアを持って取り組んでいるのか、それにどういうサポートをしてあげたら、よりよく働けるかというのを分かっているのは私だけです。
民間企業がどんな部分をサポートしてあげれば、どういう行政的な協力をすれば、民間企業がさらに経済活動活発化させて、地域の経済を振興させ、そして雇用と税収増につながるか、いろんなアイデアが私にはあります、そのアイデアを実行する、実現するためにも都民の有権者の皆さんのご理解が必要なんです、ご支援が必要なんです。
政党公認の候補者が紆余(うよ)曲折の末にようやく出てきたかと思えば、政党の推薦が欲しい、あるいは政党の統一候補として擁立して欲しい、そんな人で行財政改革はできるでしょうか。私はたった一人でも都民の有権者の皆様のご理解をいただきながら、たった一人でも志と使命感とそして実行力、そしてさまざまな官民の豊かな経験をもとに、この東京都政をよりよいものにしていく自信があります。
日本一開かれた都政にするためには、例えば知事の交際費、知事の日常経費、これは1つのカードで決済して、そのカードの使用リストは、今民間のそういう技術を使ったら、クレジットカードの技術を使ったらすべて公開できるんです。なぜそれをしないんでしょう。
いつ知事がどんな用事でどんな費用を使ったかをすぐその日に公開できるんです。私ならやります。それをしないのは都合が悪い人たちがいるんですね。知事がそうしたら都議会もそうしなければならなくなります、それでいいんです。都民の皆様の知事であり、都民の皆様の代表である議員なわけですから。
都民本位で行政を改革していきます。新しいICTの技術を活用し、すでに民間にある情報インフラを活用して、技術インフラを活用して、行政を効率化し、世界で最も先進的な行政、東京の都政を実現していこうと考えております。
この20年30年間の、東京の国際都市としてのちょう落ぶりは目も当てられないくらいです。東南アジア、例えば中国の上海、シンガポールはこの2、30年で急速に大きくなりました。一方東京は、10年の遅れ、20年の遅れが著しくなっております。その東京の遅れを取り戻して、世界のメガシティーとして、世界の主要都市に互して、さらに日本の良さを付加していける、そういう東京都政を実現しようではありませんか。
幸い東京には、日本の歴史をずっと引き継がれてきた皇室があり、江戸城があり、そして江戸の文化があり、日本全国の物産がこの東京に集まっております。全国のすばらしい人材が集まっております。その人材がさらに活躍でき、豊かで安定した生活ができるようなそういう環境作りをしていきます。
私は大学のころ、家庭事情もあって、東京の大学には通うことができなませんでした、大学の4年間、アルバイトで自分の身を立てました、そういう経験からしても、子どもたちには家庭の事情に関わりなく、学ぶ強い意志さえあれば勉強してもらえるような給付型の奨学金制度や、教育バウチャーを充実したいと思っております。次世代を育てる教育は官が担うべき、役所が担うべき、公共事業としては最大の最重要な公共事業だと思っております。
道路を造ったり、あるいは公共施設を造るようなハードな公共事業は額が大きい。しかし教育の費用というのは東京都の総予算からすると僅かなんです。14兆円に近い総予算の中で教育予算は7700億円程度です。私はこれを少なくとも2割増やしてあげて、子どもたちによりよい教育環境を用意したいと思っております。
東京の未来を担い、日本の将来を担っていく若い人たちがすくすくと健康に、志高く育ってもらえるような環境作りをする、そのためにもよい政治を実行する。今の混乱した政治を立て直し、21世紀の東京、日本を背負っていける立派な都政に戻していく、そういう責任が、政治家だけではなく都民の皆さん、有権者の皆さんにあるんです。
政治の主役は有権者です。都政の主役は、都民の皆さんなんです。自治の主役である市民の皆さんが主体的に政治に参加してください。そのきっかけが選挙なんです。選挙で誰が立候補しているのか、そしてそれぞれがどんな理念と政策をもっているのか、しっかりと見定めてください。そして選んでください。選んだ人間がちゃんと公約を実行したかどうか、見極めてください。公約を実行できない口だけの政治家は蹴落としてください。そうしないといつまでたっても政党が幅をきかせて、政党に擁立された中身のない政治家が知事になるんです。そんな知事がなっても役所で書かれた筋書きどおりのことでしかできません。
私なら全体が見えます。民間のことも役所の中のことも判っています。そういう経験豊かな現場のことを知っている人間が経営にあたってこそ、この都政は立て直すことができると思います。豊かな財源のある自治体は東京都や大阪、全国多くのところで議会が好き放題してるんです。議会が既得権益化して、豊かな財源をもてあまして、納税者は1円2円の税金を納めるのに苦労しているのに、政治家は民間人の数倍の給料もらってるわけです。
そんな不均衡がありますでしょうか。自治の主役は市民の皆さんなんです。われわれ政治家、特に知事や議員は、市民の皆さん都民の皆さんから負託を受けた公僕なんです。都民の皆さんに全方位で、一人一人に向き合うためには政党の推薦、政党の所属の知事では無理なんです。私は信念として、無所属、無党派、そして金をかけない政策本位の政治を実践しております。
知事が特定の政党に所属したり、特定の政治活動をするようでは、公平な行政ができません。私は無所属無党派を貫く、そのために組織力も資金力もありませんが、高い志と強い使命感で、倫理感を持って身ぎれいな政治を実践してきました。これからも身ぎれいな中川暢三、金にきれいな中川暢三、志高い使命感に強い中川暢三をこれからも頑張っていきます。どうぞ中川暢三を皆さんのお力で次の都知事にしてください。私の政策をよく見てください。私はお金も組織もありません。したがって選挙カーも走らせません。参院選で17日間、皆さんはうるさい選挙カーの騒音に悩まされたでしょう。夏が暑いのに窓も開けることができなかった、そんなうんざりした選挙運動がまたこれから17日間続けさせてはいけません。私は選挙カーに頼らず、むしろSNS、ツイッターやフェイスブック等で皆さんと直接のやり取りを楽しみにしています。私の選挙ポスターにはすべて私の携帯電話の番号とそしてメールアドレスを入れております。政策がすぐ分かっていただけるようにQRコードも入れております。これでぜひ私にアクセスしてください。私が直接お答えします。皆さんの疑問に直接お答えしますので、ぜひ私にアプローチしてください。
将来につけを回さず、納税者1人当たり1年に2万円の減税をします。都民1人当たり赤ん坊からおじいちゃんまで、4人家族であれば8万円の減税をいたします。それは将来につけを回しての減税じゃありません。経営努力によって経営効率を高めて、そのうえで減税するんです。
また若い人たちや政治に無関心だった方々が投票に行ってもらえるように、投票してくださった人には1万円差し上げます。1万円のクーポンを差し上げます。それを地域で使ってください。本来でしたら投票に行かない人に1万円でも2万円でもペナルティーを与えたいんですが、それは手間から考えると、残念ながら1万円ですけれどもクーポンで差し上げましょうという政策にしました。
税金を使わずに江戸城の天守閣を復元します。これは東京オリンピックを控えて、東京がさらに世界から注目されております。日本のすばらしい伝統や歴史、文化をアピールする意味でも、あるいは日本への観光インバウンドをさらに増やす意味でも、江戸城というのは大きな観光資源になると思っております。日本の東京の21世紀のレガシーになる、そういう江戸城の復元を、税金を使わずにやります。税金を使い、あるいは寄付金を募ってやる事業は誰でもできるんです、私なら公民連携という手法によって、民間の経済活動と抱き合わせで、この江戸城の復元が無料で税金を使わずにできるわけであります。私は信念として完全な無所属無党派です。どの政党にも属したことがありません。だからこそ、お金にきれいな政治ができるわけです。今政党政治はお金に依存しています。政治資金規正法がざる法であり、政治家が倫理感が低い、そして政党がお金に依存する以上、政治とカネの問題はいつまでも起きるでしょう。私にかぎっては絶対に政治と金の問題はおきません。それは全額、自分のささやかな貯金の中で選挙資金をまかなってるからです。
私がこういう改革に取り組むのも、今は亡き母が、東京の豊島区で在宅介護をしていた母が亡くなる数日前に言ったことがあります。もう自分の在宅介護の世話はいいから、これからはあなたは世のため人のため、そしてお国のために頑張りなさいといってくれました。私が安定したサラリーマン生活辞めて、自分をむなしくしてまで公のために尽くそうとしているのは母のことばが原点なんです。そして減税にこだわるのは、行政の効率化にこだわるのは松下幸之助の教えなんです。そして全国のいろんな課題を抱えた選挙に打って出て、私の政策本位の選挙を実践していくのはこれも松下幸之助の教えです。中川君は他流試合を挑んで、一流一派の政治家になんなさい、そういう強いことばをいただきました。まさに宮本武蔵のような政治家になれと指導を受けました。また私が公民連携によって行政効率化をしようという強い政策を持っているのも、これは、今は昨年亡くなった塩爺の教えなんです。塩川正十郎の教え、松下幸之助の教えを受けて、そして母の願いを受けて今回の都知事選に立候補しております。どうか私の熱い思い、純粋な気持ちをご理解いただきまして、私を都政に送ってください。都民の皆様のご期待に必ず応えます。私は言ったことは必ず実行します。できないことは言いません。民間企業で私が信用を積み上げてこられたのも、お客様と約束したことは必ず期日までに実行する、そして仕上げたことによってお客様から評価され感謝される。そういう信頼関係をつくってきたからなんです。
知事になっても有権者、そして都民の皆様との信頼関係はずっと続けていきます。その証拠に、私はこれはサラリーマン時代から使ってきた携帯電話の番号です。この番号はこの15年の政治活動、選挙に立候補しても、このメールアドレスと携帯電話の番号はいっさい変えていません。いつも選挙のポスターにすり込んでいます。逃げも隠れもしません、私のやってることは間違いないと信じてるからなんです。ぜひ気迫の中川暢三をご理解ください。
政党に守られた、弱々しい候補者ではありません。私は皆さんのご理解さえあれば、たった一人でも信念を貫ける人間です。都議会を正し、都政を正常化して、この東京がもてる可能性を最大限に引き出す、東京都の優秀な職員の能力を最大限に引き出して、日本をけん引し、世界を代表する東京にしていきたいと思っております。
どうぞ暖かいご支援をお願いします。中川暢三、選挙期間、頑張ります。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。