店舗や観光地へGO! 経済効果も期待

「ポケモンGO」の日本での配信が始まったことで、店舗や観光地などで来客が増えるといった経済効果も期待されています。
ポケモンGOの日本での配信にあたっては、会社側はすでに「日本マクドナルド」との提携を発表し、店舗を訪れたユーザーにゲームを有利に進めるための道具を無料で提供して集客の拡大をねらっています。
会社側は、このほかの企業との提携は、今のところ未定としていますが、ポケモンGOを開発したアメリカのベンチャー企業「ナイアンティック」が手がけた「イングレス」という地図情報を使って陣取り合戦を行うゲームでは、さまざまな日本企業と提携しました。具体的にはコンビニ大手のローソンや▽大手通信会社のソフトバンクなどと提携して実際の店舗への集客を図ったほか、神奈川県横須賀市と連携してゲームのユーザーが市内の観光ルートを巡るとレベルアップにつながる仕組みもありました。
ポケモンGOは、地図情報に基づいて各地の観光地や有名スポットなどがあらかじめ「ポケストップ」という拠点に数多く設定されています。ゲームを有利に進めるための道具を無料で入手できる場所になっていることから、ゲームのユーザーが道具を手に入れるため各地の観光地などを訪れる形で集客効果が期待されています。
専門家の間では、こうしたポケモンGOの経済効果を「ポケモノミクス」と名付け、国内の個人消費の拡大につながる起爆剤になるのではないかと期待する見方もあります。