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【プロ野球】

広島、対阪神で9年ぶりの8連勝 今季最多貯金タイの「21」

2016年7月23日 紙面から

広島−阪神 試合後、ファンとタッチを交わす広島・野村=マツダスタジアムで(吉澤敬太撮影)

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◇広島4−2阪神

 広島が阪神戦8連勝。野村が6イニングを1失点で自身8連勝とし、自己最多に並ぶ両リーグトップの12勝目を挙げた。2回に盗塁で好機を広げ、鈴木と安部が連続適時打。阪神は4連敗。藤浪は自身4連敗で6敗目。

     ◇

 広島・野村の気迫が虎打線を抑え込んだ。「調子は良くはなかったです。要所でインサイドを突けたり、緩急をうまく使うことができた」。再三ピンチを背負ったが、落ち着いた投球を見せつけた。

 「走者が出てから何とか最少失点で粘れたので」。そう振り返ったのは、4回。2本の二塁打を浴びて1点を失った。だが、その後は踏ん張り、しっかりと後続を断った。

 万全の状態ではなかった。前半戦終了時から腰に違和感を覚え、不安を抱えたまま臨んだマウンド。それでも崩れなかったのが、野村の責任感だ。「影響はゼロではないですが、その中で自分のベストを尽くすことだけを考えていた。最低限の自分の投球ができました」。6イニングを6安打1失点。先発としての役割を十分に果たした。

 5月25日の巨人戦から負けなしの8連勝。チームも9年ぶりの阪神戦8連勝。13年以来となる自己最多タイの12勝目をつかみ取った右腕の勢いはもう止まらない。 (井上慎也)

 

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