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ぐるりみち。

日々日々、めぐって、遠まわり。

【ポケモンGO】ポケストップ密集地帯・上野公園でポケモンを探してきた

サブカルチャー サブカルチャー-ゲーム

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 はろー! きっず!
 キミはもう、たっぷりポケモンつかまえた?

 

 僕はと言うと、「配信キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と聞くやいなや電車に飛び乗り、『Ingress』でもお世話になった経験から、おそらくはポケストップの密集地帯となっているであろう「上野恩賜公園」近辺でポケモンを探しておりました。あの公園、無駄にポータルの数が多いのよね……。

 案の定、同じことを考える人が多かったのか、はたまた手近な広い公園ということで、人混みを気にせずプレイできると踏んで訪れたのか、金曜午後の上野公園は大賑わい。あちこちでスマホを手に佇み、画面をスワイプしている人の姿が見られました。リアル“しぜんこうえん”だ……!

 

 というわけで本記事は、そんな「上野公園」で『Pokémon GO』を遊んできた、いちトレーナーのプレイ日記です。

 

 

観光客に親子連れ、夏休みの風景に混ざり立つ、トレーナーたち

 博物館に美術館、動物園に大学などなど、数多くの施設がその広い敷地に点在する、上野公園。平日だろうが冬だろうが、いつも賑わっている観光の要所「上野アメ横」が近いということもあり、外国人観光客も多く訪れる、緑豊かな都市公園でござる。

 公園を訪れたのは、配信初日の14:30。4時間前にリリースされたばかりだというのに、園内のあちらこちらで『Pokémon GO』をプレイする人の姿が見受けられました。さすがにスマホを持っているだけでは判別が付かないものの、画面上へ指をスワイプさせる動作を見れば、一目瞭然。

 ――紅白ボールを投げていると見て、間違いない!

 

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 「ポッポだー!」と歓声を上げるカップルに、

 

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 「ズバットにボールが当たらん!」と嘆くおにーさん。

 

 とは言え、上野駅から見て、美術館や大噴水、動物園のある広場付近は、まだトレーナーは少なめ。立ち止まって道行く人を眺めていると、20人に1組程度の割合で「あ、ポケモンやってる」とわかる人はいるものの、むちゃくちゃ多いというわけではなかった。

 

 ところがどっこい。
 もうちょい公園の奥のほうまで足を進めてみると、すごいことになってた。

 

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 ――この人たち、みんなポケモントレーナーだ!!(※配信開始から4時間後、平日の日中の風景)

 

 デートスポットとして有名なボート乗り場へ向かう途中の、不忍池のド真ん中。谷中七福神の弁財天が祀られている、「弁天堂」付近でござる。公園のあちらこちらでも少なからずトレーナーの姿は見られたものの、特に集中しているのがこの周辺だったのです。

 

上野公園にはポケストップがいっぱい!

 ――と、一度ここで、画面の中の視点から「上野公園」を眺めてみましょう。開くアプリはGoggleマップ……ではなく、もちろん『Pokémon GO』です。

 土地勘のない人にはわかりにくいと思いますが、まず前提として、このときの自分は日暮里駅から谷中霊園を通り抜け、東京藝術大学側から上野公園を目指しておりました。

 


こんな感じで(※見やすいよう、目的地を東京都美術館に設定しています)。

 

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 それが、左の画像。ちょうど藝大前の交差点に立っている格好であり、前方に広がる薄い黄緑色の部分が大学の敷地。――で、その奥に広がる濃い緑色の一帯すべてが、上野公園の敷地っす。

 中心の画像は、上野動物園の入り口付近で撮ったスクリーンショット……だったはず。ご覧のとおり、あっちゃこっちゃ、どこを向いても四方八方にポケストップが点在しており、アイテム稼ぎには事欠きません。実際、あっという間にアイテム上限を突破しましたゆえ。

 あ、右の画像に特別な意味はありませぬ。位置情報がバグって、たまたま池のド真ん中を歩いている形になり、「“陸波乗り”の逆www」なんて一人でウケてただけなので、はい*1

 

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参照:上野恩賜公園‐公園案内‐

 

 そして、先ほどの「みんなポケモントレーナーだ!!」の弁天堂が、こちら。右の公園案内図と合わせて見てもらうとわかるのではないかと思いますが、ちょうどボート乗り場へ向かう途中、弁天堂それ自体も含めて、ポケストップが道中に並んで立っているんですよね。

 

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 そして弁天堂を超えた先にあるのが、ボート池。この池を取り囲むようにポケストップが10個以上も立ち並んでおり、お散歩がてらアイテムを掘るにはぴったりなんじゃないかと思いまして。

 整然と並ぶ四面体に他のトレーナーさんも引き寄せられたのか、このときはすべてのポケストップにルアーがぶっ刺されているという、ポケモン大量ゲット区画にもなってた。20メートルと歩かずにポケモンが複数で出てくるので、もうボール投げまくり、ゲットしまくりでござった。

 

 もちろん、こちらに限らず園内には数々のポケストップがあるので、わざわざ池まで歩いてくる必要もないと言えばないのですが。ただ、乱立しているポケストップを無作為にまわるよりかは、こうした「道」に沿って歩いたほうが、プレイしやすいんじゃないかとも思います。

 あ、それと、やはり「池」だからなのか、水タイプのポケモンはこちらまで来ないと出てこないっぽいっすね。コイキング、トサキント、タッツー……とそれだけ挙げるのもアレなので、上野公園全域で見つけたポケモンを下にまとめておきました。参考になれば。

 

 出現ポケモン(他にもいたかも) 
  • フシギダネ
  • ゼニガメ
  • コラッタ
  • ポッポ
  • オニスズメ
  • キャタピー
  • ビードル
  • コンパン
  • ナゾノクサ
  • ズバット
  • ニドラン♀
  • ドードー
  • ドードリオ
  • コイキング
  • トサキント
  • タッツー
  • メノクラゲ
  • ヒトデマン
  • ヤドン
  • モンジャラ
  • カイロス
  • ブーバー

 

「ポケモン」を通して見えるもの

 さて、ゲームに夢中になりつつも、池の外周を歩きながら周囲を見ると、そこには、軽く20人以上がスマホを手にボールを投げまくる光景が。画面とリアルで視線を行ったり来たりさせつつ、みんなすごく楽しそうに遊んでいるという、まっこと不思議な景色が広がっておりました。

 その年齢層も、男子高校生に大学生カップルをはじめ、自分のようにソロで歩いている20〜30代くらいの男女に、さらには家族連れでスマホに向かう姿も見られる幅広さ。上野という土地柄もあってか、英語・中国語・韓国語などの声が行き交う多国籍っぷりも含めて、本当に十人十色です。

 

 年齢も立場も違うだろう人たちが、みんなそろってスマホを覗き込み、画面を通して見えた「ポケモン」に一喜一憂し、思い思いに楽しんでいるその光景。それを見て、なんだかすごく「いい感じ」だと思ったんですよね。と同時に、仲間意識というか、「身近さ」を感じたのでした。

 ……そりゃまあ、同じゲームをプレイしているとはいえ、お互いに他人ですし? 変に気安く話しかけたり、世間話に興じたり――とするつもりはないけれど、それでもなお、機会やタイミングが合えば、きっと「ポケモン」を通じて仲良くなれるんじゃないかという、そんな期待があった。

 

 あ、でも“期待”と言っても、出会いを求めているとか、情報交換をしたいだとかじゃなくてですね……ちょっと表現が難しいんだけれど……。

 例えるなら、小学生時代、友達とゲームボーイを持って遊びに行った公園で、他校の子供が同じゲームをプレイしているらしいのが遠目にわかり、「一緒に遊ばない?」と、通信ケーブル片手に誘いたくなるような感覚。――って、自分でもよくわからんけど、そんな感じ。

 

 ともあれ、現実世界でポケモンと遭遇し、捕まえ、育て、戦わせることができるというそれだけでも、自分にとって『Pokémon GO』が最高にエキサイティングなゲームであることに変わりはありません。ほんま、こんな日が来るとは思わなんだ。かがくのちからってすげー!

 しばらくは自由気ままにプレイしつつ、ゆくゆくは開催されるだろうイベントに参加してみるとか、あるいは小規模なオフ会でも募ってみるとか、他のトレーナーさんとも一緒に遊べたら楽しいな、と思ったのでした。とりあえず、都内の公園はいくつか巡ってみようかな。

 

 

 というか、早くも話題になってたのね……。

 

 

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