例えば年収1000万円を稼ぎたいなら、月86万円を稼げばいい。でも、月86万円を稼ぐために誰かに誘われても遊べない、自分の時間もない、家族との時間もない、朝晩働きづめで体はボロボロ、それは本当に幸せか?年収1000万円はツールじゃないのか?
フリーランスで働くということは、一年ごとにどれだけ給与が上がるとか部長になるとかって指標も、こんな会社のそんな部署の仕事をするというマニュアルもない。なりたい自分になるための道筋が真っ白な状態。だからこそツールに振り回されずに、なりたい自分に進むことが大切d・・・
わかっとるわあ!!!(叫)
わかってるけど、動かすお金の幅も声をかけさせてもらう人も頂けるお仕事の話も、なんか尋常じゃなく増えてるんですけど!(その件はありがたいです、嬉しい限りです、がんばります)ぶっちゃけわかんないことだらけなんですけど!借入れって何それマズそう!とりあえずは半径5m以内、目の前の締め切りなんだけど?!(笑)
と、思っていたらめちゃくちゃお世話になってる企業家のクライアントさんに「やりたくないことをリストアップするというか、自分の中で生きるうえでコレはやらないぞって鉄の掟を作っといた方がイイよ」と教えてもらいました。相談してないのに、エスパーかよ・・・。
本気で作りますって言ったら、今はやりたくないことを表明するのがあんまり許容されてる世界じゃないから、3~5個くらい思いつけば上出来とのこと。そういわれたら、やりたくなっちゃいますよね?!
早速やりたくないことリストを作ってみた。
ということで、人生においてしたくないことをリストアップしてみました。
- 他人のペースで生きたくない
- 遅刻をしたくない
- 自分が悪くないときに謝りたくない
- お金に追われたくない
- 恰好を人に決められたくない
- 立ったり動いたりしなくちゃいけないのは嫌
- 出たくないときに外に出たくない
- 外に出たいときに我慢したくない
- 人の役割を奪いたくない
- 他人に価値観や義務をおしつけたくない
- 今をないがしろにしたくない
- 嘘をつきたくない
よし、こんなものですかね。告白するとだいぶダメ人間っぷりが伝わってしまいそうで怖いですが・・・自分にしみこませるためにも後で深堀します。
やりたくないことリストを作るメリット
先にやりたくないことリストを作るメリットも上げたいと思います。
私が感じたのは主に2点。1点めはリストを作る前から感じていたんだけど、初心を忘れないでいられることです。やっぱり新しいことを始めると、やれ確定申告やら開業届やら備品の購入やら覚えることもやることも増える。これはどこで何を始めたって同じことですよね。忙しさに忙殺されても導き手となる先輩がいてくれたら有難いですが、フリーで働く場合は少ないことが多い。クライアントさんに面倒見てもらったり外注さんに勉強させてもらうことこそありますが、それでも周囲との連絡を絶とうと思えば絶てる状況にあります。その中でやっぱり何かがやりたい、なにかを打破したいと思ったはずの初心は忘れるべきではないのかなって思います。
2点めは終わってから感じました。やりたくないことリストを作ると最悪をリアルに想定できるので回避力がつくんです。本当に手も足も出ない状況で気付くのか、それとも首の皮一枚の状況で気づくのか、これは大きな違いです。ライター業務で相談をしてもらっても、ことが済んでから話を聞くのと納品や契約の10分前に内容を知るのでは全然違います。自分の身一つで動いていくフリーランスにはピンチや危機はつきものでしょう。でも最悪をリアルに想定していれば、気づかないうちにヤバいことにって状況を防いだり何かしらの違和感を感じられるはず。その直観を鍛えるためにも自分の人生における悪い状況、つまり「やりたくないこと」をリスト化するのがオススメなんです。
と、いうことで深堀しますよっ!
他人のペースで生きたくない
私は他人のペースで生きたくありません。
各々の予定を言い合ったり時間変更くらいはまったく嫌ではありませんよ!でも、なくても集中できるのに朝礼に参加したり、意見は言わないことが正しい会議のためにやるべき仕事を後回しにしたり(この会議も仕事のうちだったりするんですけど)、そもそもなんで勤務時間って決まってるの?集中力がもつときはもっと働きたいし、今仮眠をとった方が確実にいい仕事ができるのにフラフラしながら作業するのは辛いです。
OL時代でいえば、とにかく電話対応がイヤでイヤで仕方ありませんでした。電話は女性が出るものって会社だったので、先輩と引継ぎをしているときやお客様対応をしている時でさえコール音が鳴れば出なくてはいけず歯がゆい思いをしていました。どう考えたって非効率的だし、それがここでの当たり前だし上の人がそ言ったからって後輩に同じように強要するのも辛かったです。じゃあ自分が全部電話をとってやるなんて燃えても、電話を受けたらその分仕事は溜まっていくわけで辛い、まさに四面楚歌(笑)
あの要件は本当にメールじゃダメだったんでしょうか?人の行動を阻止してまで今解決しなくちゃならない要件ってあるんでしょうか。どっちかがどっちかのペースに一方的に合わせて生きる、それってなんか違くないですか?
遅刻をしたくない
遅刻をしたくありません、心の底から。もうちょっと詳しくいうと、遅刻して周りに迷惑かけるかもってビクビクしながら生きたくないんです。
私って睡眠がビックリするくらい深く、どんなところでもどんな体制でも寝れるんです。しかも気が済むまで寝てしまうので遅刻魔もいいところ。睡眠時間もまちまちなので早く寝ても効果はなく15時間以上寝続けたりします。
睡眠量を決めるのは近い予定のプレッシャーやストレス量です。目覚ましとか起こす声は聞こえないので量の問題じゃありません。モスキート音も聞こえません。
吹奏楽をやっていた頃はとにかく酷かった。そこそこのリーダーを任されたとたんに部活が始まる時間に目覚めるようになったり、ソロが決まったと同時に授業中や昼休みも寝ないと頭痛がするように(笑)要するにビビリなんですよね。大切だから絶対遅刻しないでねって・・・私にとって、それはフリでしかありません。
その後、大学や社会人生活を送るために寝ないとかむしろ立って寝るとか、逆に寝坊したってたいしたことない、この世が終わるほどの迷惑はかけないとか思うようにして乗り越えました。
けれど通勤ラッシュのど真ん中で9:00出社とか無理ゲーじゃないですか。いくら早く出たって、遅れるかもしれないとか遅延するかもしれないって焦燥感からは逃れられないんですよ。遅延だろうが具合が悪かろうが仕方がないだけで迷惑をかけないわけじゃない。それが分かってるからこそ遅刻しそうな状況が強くてストレスでたまらない。すると睡眠が乱れるって悪循環。
今はフリーライターとして働いていますが、どこかに属さない働き方をすることで「遅刻して一番損害を被るのは自分」って思えて安心・遅刻防止につながっています。もちろん周りに迷惑がかかるのは理解していますけど、まず仕事がなくなって生きていけなくなるのは自分ですからね。
あとまあ、前提として遅れそうな時間に予定をいれなかったりもできる(笑)取材や打ち合わせなどで遅刻する可能性は拾えばありますけどゼロに等しいです。
自分が悪くないときに謝りたくない
私は自分が悪くないなら謝りたくないです。問題が解決してないのにとりあえずすみません、なんか申し訳ありませんって、絶対に繰り返すじゃないですか。
でも、これが求められる世界って多いですよね。適応できないのが悔しいし悲しいです。適応している人をみるたび、すごく打たれ強いなって尊敬します。(だから私は接客業をしている人が好き)
わたしはやっぱり気持ちの折り合いをつけられなくてお腹が痛くなってしまうし、これを繰り返せば繰り返すほど本気で謝ってるときとの境が自分の中でなくなってしまって辛いです。
お金に追われたくない
お金に追われたくないです。たぶん追われたくないレベルは人より大きい。
毎月勝手に決められた金額が手渡されて、その中でやりくりするのも追われている感じがあります。決まった金額が、減ることはなくても増えることもないという状況が怖い。
しかも、減らないって保証がどこにあるのかわからず会社員時代は辛かったです。何かにつけて罰金がありましたし、保証されてることって世の中には少ないと思う。生活はできるし・・・って気持ちも疲れていると出てくるけど、シンプルにがんばってほしい時や嬉しい時、感謝を伝えたい時やおめでたい時は躊躇なくお金を使いたいから。生活ができるレベルじゃそういうステキなことを損得勘定で制限したくなる。だから私は稼ぎたい。
付随して借金は絶対にしたくありません。そもそも貸し借りは人の縁を簡単に壊します。借りれなければ困っているのに力を貸してくれないと蔑み、貸してしまえばいつ返ってくるのかと相手を監視します。どちらかが忘れてしまえばさらに最悪だし、お金はそれがあればどんなことができたかって想像してしまうから怖いですよね。実際に行動に移さなかったり成功しなくても、あのお金があれば今頃はって想像ちゃうんです。会社や銀行から借りるにしてもハードルが高い。
この気持ちは、借りて大変なことがあったから芽生えたものじゃありません(笑)むしろ、本当にお金に困っていた時に親友から援助してもらったことや奨学金を借りてまでして大学に行ったことで、本当によかったって心の底から感謝してるから出てきてるんだと思う。あれだけありがたい「借りる」ということを、日常的な出来事にしてはいけないと思ってるのかな。
恰好を人に決められたくない
今の自分は二度とないのですよ!好きな髪色、服装、ネイル、楽しみたいのです!シンプル!(制服に萌える気持ちはわかる)
立ったり動いたりしなくちゃいけないのは嫌
体力ないんですよね。特にアパレル販売員のアルバイトをしているときは辛かった・・・。座ってるのもちょっと嫌で、寝っ転がってお仕事したい。案出しとかはゴロゴロ360°ほど転がりながらやった方がスムーズですし。腰への負担と絵面の悪さは気になるけれど。
出たくないときに外に出たくない
暑い日とか寒い日とか台風の日とか外に出たくないです。危ない、なんでそんな怖いことするの。
外に出たいときに我慢したくない
出たくないときは出たくないに似てますけど、出たいと思ったら出たいです!怖いと思ったら逃げ出したいし、面白そうって思ったら飛びつきたい!
以前勤めていたビルが相当ボロボロだったんですけど「ヤバイよね、地震きたら絶対に崩れるよ~。でもうち早退指示とかないから帰れないよ!」って言っていました。その場でも発言しましたが、正気の沙汰じゃないと思っていました。
— 中馬 さりの (@chuuuuuman) 2016年7月19日
そんな所いたくないし。命の危険を感じたら指示がなくても帰るわ。
これは周りに対しても思う。面白そうなことは挑戦してほしいし、できる限り応援したい。
人の役割を奪いたくない
自分の能力を高めるために競い合うのは好きです。社交ダンス競技会(大会)も好きだし、読み物コンクールに応募するのも好きでした。たぶん負けん気も強いほうです。
でも、一定の量からそれを取り合うってなると疲れちゃいます。それって得意な人やこれからがある人に、ちゃんと振り分けてお任せした方がイイものができるんじゃないかな~って思う。
でも、100%居場所がある空間だと役割を奪ってしまうことが多いくないですか。圧倒的に仕事量が足りず人が余って雑用係になっちゃったり、担当者につなぐまでの順路が多すぎてそれを省くための何でも屋になってしまったり。
嘆くことじゃないのかもしれないけど、私は他人の仕事を奪う=他人の未来を奪うことだと思うからできるだけやりたくない。誰だって初めて自転車を手にした時は乗りながら転びながらマスターしていくように、人はやってみて成長していくと思う。誰かがやる前にその仕事を問題なく終わらせてしまうのは、本来やるべき誰かの成長の機会を奪っているのではって思うのです。
同時に自分が仕事をかき集めて、本来やって成長すべき仕事をおざなりにするのは自分の未来を捨てることだとも思うからしたくない。もうできる仕事をこなすのは楽しいし、見る人から見たらまだまだだったりするかもしれない。でも、もし自分に与えられた役割や成し遂げたい理想があるなら、ステップアップしてもいいんじゃないかと思う。だから私は人の仕事を奪いたくない。
他人に価値観や義務をおしつけたくない
自由が好きです。自分も、まわりも。押し付けそうになったらそっと離れたい。押し付けないための努力はしていきたい。自分の許せない短所が、誰かにとっては出会えてよかったって涙するくらいの長所になることなんていくらでもありますから。
今をないがしろにしたくない
自分の経験則です。今をないがしろにしたくありません。
小さいころのわたしって、ダラダラと物事を続けるのが得意だったんですね。たいして演奏できないエレクトーンは8年続けたし未だにターンができないスイミングも6年。進研ゼミも11年ほど。アルバイトも就活前の1年間こそ色々短期で試したものの、大体4~5年は続けてました。無理矢理ね。
で、思うんですけど未来はやっぱり今の積み重ねなんです。最初は辛い、慣れるまでは、3年たてばってよく聞くかもしれないけど、やっぱり今が楽しくなかったらその先も楽しくなることはほぼゼロに近いと思う。わたしはゼロで、いくら続けたって今楽しくないことが将来楽しくなることはなかったんです。
確かに最初は覚えることが多くてつらかったり、慣れないこともあるでしょう。3年たてば大体の流れが把握できるかもしれない。だけどそれは「楽する方法」を見つけただけで楽しくなったのとは違いませんか。本当に今が楽しかったら早く慣れよう、今が頑張り時、辛くても早く楽しめるようになろうって思えませんか。楽しさのタネがそこにあるって、嗅覚かなんかでわかってるんじゃないでしょうか。
ようは自分の直観を大事にしたい、それだけなんですけどね。
嘘をつきたくない
単純に辛いです。面倒くさいです。こっちとの嘘を間に合わせるためにあっちとの兼ね合いを考えてって、そんなところにカロリー使えません。そんなことするんだったらまた推理小説がんばりたいですわ。
http://prcm.jp/album/5a93915157634/pic/40308430
言いたくないことは秘密でもよくないですか?秘密を着飾って女は美しくなるってジョディ先生も言ってたもん。
やらない掟を決めて、すっきりしたこと
自分で決めることが連続しています。毎日の起きる時間や仕事をする場所はもちろん、会いに行く人やありがたいことに書く内容、目指す方向まですべて。
その中でやっぱり迷うこともありますが、例えばお金の貸し借りは好きじゃないからやっぱり借入れは絶対しないとか、遅刻と出たいときに出たいとかの要素から在中ライターはないな~とかやりたくないリストを明確にすることで、なりたい将来像が明確になったなって思います。
きっと、なりたい自分になるための道筋ってたくさんあるんですよね。だからこそ通りたくない道を知っておくのが、道中も行きついた先も楽しむために必要なのかなって思います。