この壮大な物語は桃園の誓いからはじまった
いつ見てもいいシーンですよね。
「三国志」はいろんな形で語り継がれ、現代に伝わっています。
そもそも何故こんなに人気があるのか、
またどういった物語なのか知らない人もいると思うので、
簡単に概要を説明してみますね。
いまから約1800年前の中国
その舞台ははるか昔のことになります。
2~3世紀、日本は弥生時代と呼ばれた頃です。
当時の中国は後漢王朝が治めていたんですが、
皇帝の権力が弱まっていたため、
悪い側近たちが政治を思うがままにしていました。
人々の暮らしは日に日に苦しくなり、
先行きに絶望する者もいるありさまでした。
そんななか。
ひとりの男が「太平道」という宗教をはじめ、
生活に苦しむ農民たちの病気を治療をしたり、
不思議な術を使って奇跡を起こしたりしました。
男の名は「張角」といいました。
「張角」は多くの信者を獲得したんですが、
彼の率いる「太平道」はだんだん武装化して行きました。
やがて彼らは王朝に対して反乱を企てるようになり、
蜂起した一団は頭に黄色い布を巻いていたので、
「黄巾賊」と呼ばれるようになりました。
「張角」らのスローガンは次のようなものでした。
『蒼天已に死す。黄天まさに立つべし。
時は甲子にあり。天下大吉ならん』
どうやら漢王朝に変わって、
「太平道」が天下を取ると言ってるようですが、
「張角」の軍団には野盗まがいの者も多く、
やがて各地で略奪などを繰り返すようになったんです。
そのために「黄巾党」ではなく、
「黄巾賊」といわれ人々に嫌われました。
これを憂慮した王朝側は討伐軍を組織するんですが、
その頃・・・
楼桑村に「劉備」という青年がおり、
「黄巾賊」によって国が荒れるのを、心から憂いていました。
彼は義勇軍を募る立て札を眺めていたんですが、
同じ札を見ていた大男(張飛)と意気投合します。
さらに塾で講師をしていた髭の長い男(関羽)とも知り合い、
3人は「劉備」の自宅裏の桃園で、義兄弟の契りを交わしました。
そして、ともに「黄巾賊」と戦って、
平和な世の中を創ろうと約束したんです。
のちに軍師・諸葛孔明を得て蜀の初代皇帝となります。
彼らについては、またの機会にお話しますよ。
三国志10では好きな武将と義兄弟になれる
さて、三国志の概要(冒頭部分)をさくっと書きましたが、
義兄弟というのは、ゲームでもいいことづくめなんですよ。
①絶対に裏切らない
②戦いのときクリティカルヒットが出る
③タメ口で会話する
三国志10では主人公が在野武将で私兵を持っていると、
放浪軍を作って決起できるんですが、
義兄弟がいた場合は、違う勢力にいても飛んできて参加します。
【親の血を引く兄弟よりも、固い契りの義兄弟】という、
有名な歌もあったように、実に頼りになる存在なんですよ。
では、あんのんと義兄弟になった経緯を書きますね。
①まずはあんのんの自宅を訪問します。
留守の場合は仕事か別の施設に出かけています。
②話しかけます。
武将の自宅では会話・酒盛・贈答ができます。
上手く行くと相手との親密が上がります。
③お酒をご馳走します。
義兄弟になる場合のマストアイテムですが、
銘柄に指定はありません。
④一緒に飲みます!
会話は断られることもありますが、酒盛は100%OKです。
長年プレイしてて、相手に振られたことはありません。
⑤飲み会は楽しいですね。
⑥すると・・・
相手との親密がMAX(100)の場合、
義兄弟になろうと言ってくるんです!
⑦あんのんならもちろんOKです!
可否コマンドがありますが、
断っても相手との親密は下がりません。
でも、義兄弟はあとで解消することはできないので、
人選は慎重にしたほうがいいですね。
⑧OKすると相手が喜びます。
もちろん、こっちもうれしいんですが。
⑨誓いの言葉をかけあいます。
⑩この台詞はいいですね!
以上で、義兄弟イベントは終了です。
まあ、私とあんのんの場合は義兄弟というより、
「親子」のほうが相応しいんですけどね。
ちなみに新武将の場合は親子設定もできるので、
あんのんを息子にすると母上と呼んでくれるでしょうね。
妙香のまとめ
「三国志10」は国取りゲームなんですが、
いろんな武将と交流して仲良くなれるのがいいですね。
ほかの三国志シリーズも面白いので、
興味のある方は、ぜひプレイしてみてください。
こちらのブログレビューもなかなか参考になりますよ。
アマゾンでも中古ソフトが売っていますが、
この「三国志10」はちょっとお値段が高くなっています。
コーエーで生産と販売をストップしているからなんでしょう。
そんな感じで希少価値が高くなった「三国志10」ですが、
私にとっては思い入れの深い作品なので、
今後も折に触れて記事にしたいと思います。