EU外相会議 トルコクーデター未遂や仏テロの対応協議
EU=ヨーロッパ連合の外相会議がベルギーのブリュッセルで始まり、トルコで起きたクーデター未遂への対応などについて協議していますが、各国は、エルドアン政権が強権姿勢を強める動きにつながらないか懸念しています。
EUの外相会議は18日、ベルギーのブリュッセルで始まり、当初の予定を変更して、トルコのクーデター未遂やフランス南部のニースで起きたテロ事件など週末にかけて相次いだ事件への対応を重点的に話し合っています。
外相会議を前に、18日朝にはアメリカのケリー国務長官が参加した協議も開かれ、ケリー国務長官は共同記者会見でトルコ情勢を巡り、「トルコ政府には民主的で法の支配に基づいた安定の回復を強く求める」と述べ、テロとの戦いなどを巡って、重要なパートナーであるトルコの秩序の回復をEUとともに求めていく考えを示しました。
EUは、エルドアン政権が反乱を起こした軍の一部の兵士などを厳しく罰する構えを示すなど強権姿勢を強める動きにつながらないか懸念しており、このあと各国の意見を取りまとめ、共同声明を発表する見通しです。
一方、今回の外相会議にはイギリスのEU離脱派を主導し、外相に就任したジョンソン氏が初めて参加していますが、ジョンソン外相は「EUからは離脱するが、ヨーロッパから離れるわけではないことを各国に伝える」と述べて、トルコへの対応も含め、EU各国と引き続き、連携していく方針を強調しました。
外相会議を前に、18日朝にはアメリカのケリー国務長官が参加した協議も開かれ、ケリー国務長官は共同記者会見でトルコ情勢を巡り、「トルコ政府には民主的で法の支配に基づいた安定の回復を強く求める」と述べ、テロとの戦いなどを巡って、重要なパートナーであるトルコの秩序の回復をEUとともに求めていく考えを示しました。
EUは、エルドアン政権が反乱を起こした軍の一部の兵士などを厳しく罰する構えを示すなど強権姿勢を強める動きにつながらないか懸念しており、このあと各国の意見を取りまとめ、共同声明を発表する見通しです。
一方、今回の外相会議にはイギリスのEU離脱派を主導し、外相に就任したジョンソン氏が初めて参加していますが、ジョンソン外相は「EUからは離脱するが、ヨーロッパから離れるわけではないことを各国に伝える」と述べて、トルコへの対応も含め、EU各国と引き続き、連携していく方針を強調しました。