トルコクーデター未遂 ギュレン師 改めて関与否定

トルコクーデター未遂 ギュレン師 改めて関与否定
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トルコで起きた軍の一部によるクーデター未遂を巡り、エルドアン政権がクーデター計画に関与したとしているイスラム組織の指導者は関与を改めて否定したうえで、エルドアン大統領が、これを機に政権に反発する勢力を強権的に一掃しようとしていると批判しました。
トルコで起きた軍の一部によるクーデター未遂を巡って、捜査当局は、これに関わったなどとして、軍の兵士などおよそ6000人を拘束したとしています。

エルドアン政権がクーデター未遂に関わったとしているイスラム組織「ギュレン教団」の指導者ギュレン師が、居住先のアメリカ東部ペンシルベニアでNHKなどの取材に応じました。

この中でギュレン師は関与を改めて強く否定したうえで、「私はトルコで大統領にふさわしい人を何人も見てきたが、エルドアン大統領はそうではない。私は彼のように品のないことはしたくない」などと述べて、エルドアン大統領がこれを機に政権に反発する勢力を強権的に一掃しようとしていると批判しました。

また、エルドアン政権が自分の身柄の引き渡しをアメリカ側に求めていることについては、「アメリカ政府がトルコ政府の言うことを信じるとは思わない」と述べ、エルドアン政権の主張は事実無根だとの考えを改めて示しました。