初ドラマがいきなり大河　ひかる１４歳“陰と陽”見せる

　「第１４回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞した高橋ひかる（１４）が、来年１月８日スタートのＮＨＫ大河ドラマ「おんな城主　直虎」（日曜午後８時）に出演する。ドラマ初出演で、いきなり大河に出演が決まった高橋は「不安や心配はたくさんありますが、出演できてうれしい！！」と大喜び。「心で演じられる女優さんになりたい。海外のドラマや映画にも出てみたい」と夢を膨らませている。

　「大河は小さいころから家族で見てました。新参者の私が出演して大丈夫かと思いますが、勉強して少しでも演技を磨きたい」。美少女コンテストから２年、女優デビューからわずか２作目で大河出演を射止めた。「お母さんもすごくビックリしてました」と声を弾ませる。

　高橋演じる高瀬は、柴咲コウ（３４）演じる主人公・井伊直虎のいいなずけ、井伊直親（三浦春馬）の隠し子を名乗り、井伊谷に乗り込んでくる謎の美少女。その正体が注目されていく役柄だ。

　高橋の撮影は来年１月からの予定。「小学５年ごろから戦国武将の本を読んで好きになった」という“歴女”で、戦国時代が舞台の大河出演は二重の喜びとなった。

　高瀬役は資料がほぼない中での役作りになりそうだが「台本を何度も読んで意味を自分なりに理解していきたい」と意欲満々。柴咲との共演については「すてきな女性。緊張します」と語る。

　今年１月公開の映画「人生の約束」のヒロイン役で女優デビュー。大河をステップに新たな飛躍が期待される。海外進出も夢のひとつ。「今韓国語を勉強中。マスターしたら、また違う言語も学びたい」

　「表情に憂いがある」と評される中、「“陰と陽”を見せられる演技をしたい」と演技派を誓っている。　（金山容子）

　ＮＨＫ制作統括の岡本幸江さんは、高橋について「ノーブルな美貌で、１４歳らしからぬ大人っぽいお芝居を時代劇風に演じられる。面白い存在になると思う。ミステリアスな彼女の雰囲気が今回の役柄に合うはず」と期待をかける。

＜高橋ひかる（たかはし・ひかる）＞　２００１（平成１３）年９月２２日生まれ、滋賀県出身。大鵬薬品工業「チオビタ・ドリンク」のＣＭに出演中。特技はダンス。焼き肉が好き。１６５センチ、血液型Ｏ。