少年の薬物乱用防げ 京都府警、繁華街をパトロール
少年の薬物乱用を防ごうと、京都府警は22日夜、京都市の繁華街の木屋町や祇園で街頭補導を行った。捜査員は少年らが夜間に集まりやすいクラブやカラオケ店周辺などを巡回し、薬物の危険性や非行防止を呼びかけた。
府警によると、今年上半期(1~6月)に違法薬物関連で検挙された少年は前年同期より9人多い17人。そのうち、大麻取締法違反容疑で検挙されたのは中高生4人を含む13人だった。また、18歳未満の昨年の補導人数は延べ約2万4千人で、深夜徘徊(はいかい)が約6割を占めた。
同日は多くの学校で夏休み最初の週末に当たり、午後10時から、府警少年課の捜査員らが四つのグループに分かれ、ゲームセンターやライブハウスなどをパトロールした。
6月に施行された改正風営法により早朝までの営業が認められた中京区のクラブ周辺では、捜査員が若者に声を掛け、大麻の危険性などを記したティッシュを手渡していた。
【 2016年07月23日 08時53分 】